出版社内容情報
事後的帰結の“失敗”と推論に内在する“推論プロセス上の齟齬”を区別し、前提と帰結の整合性を欠いた意思決定過程に起因する「誤謬」との比較検討を前提に、経営戦略の誤謬を考察する。
【目次】
序章 経営戦略の誤謬・意図せざる結果・創発戦略
第Ⅰ部 経営戦略の基礎
第 1 章 経営理論という概念枠組み
第 2 章 経営戦略の意義と内容
第Ⅱ部 経営戦略論の発展
第 3 章 経営戦略の生成と発展
第 4 章 戦略ドメインと階層
第Ⅲ部 競争戦略論
第 5 章 市場地位別戦略
第 6 章 ポジショニング戦略論
第 7 章 資源ベース戦略論
第Ⅳ部 事業領域拡大の戦略論
第 8 章 グローバル戦略論
第 9 章 多角化戦略
第10章 経営戦略の誤謬と意味のイノベーション
第Ⅴ部 デザイン思考と経営戦略
第11章 イノベーションとデザイン戦略
第12章 持続的競争優位構築の探求
内容説明
戦略実行後の結果は意図せざるものか?否か?ミンツバーグは、経営戦略の形成を戦略の「結果」から遡って同定する。戦略実行後の結果を「意図せざるものか、否か」で区分する。本書では、事後的帰結の“失敗”と推論に内在する“推論プロセス上の齟齬”を区別し、前提と帰結の整合性を欠いた意思決定過程に起因する「誤謬」との比較検討を前提に、経営戦略の誤謬について考察する。
目次
序章 「経営戦略の誤謬」と意図せざる結果・創発戦略
第1部 経営戦略の基礎(経営理論という概念枠組み―経営戦略の対象と範囲―;経営戦略の意義と内容)
第2部 経営戦略論の発展(経営戦略の生成と発展;戦略ドメインと階層)
第3部 競争戦略論(市場地位別戦略;ポジショニング戦略論;資源ベース戦略論)
第4部 事業領域拡大の戦略論(グローバル戦略論;多角化戦略;経営戦略の誤謬と意味のイノベーション―「多角化戦略」の再考)
第5部 デザイン思考と経営戦略(イノベーションとデザイン戦略;持続的競争優位構築の探求―創発フェーズからデザインフェーズへ―)
著者等紹介
大驛潤[オオエキジュン]
メリーランド大学卒業、東京大学大学院博士後期課程単位取得退学。バブソン大学大学院アントレプレナー・プログラム修了。東京大学助手、九州大学大学院特任准教授、スタンフォード大学大学院客員准教授、東京理科大学経営学部・大学院経営学研究科教授を経て、中央学院大学大学院商学研究科教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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