内容説明
本書は、1996年に出版した『アメリカ労使関係論』の書名を『労使関係の経営経済学―アメリカ労使関係研究の方法と対象』と改めるとともに、論述もその主旨をより明確に打ち出すことにより、経営事象としての労使関係の本質的究明と体系的把握のための方法論・認識対象を提示しようとしたものである。
目次
第1部 労使関係制度論(団体交渉制度の発展;苦情処理制度;先任権制度;労使協力制度)
第2部 労使関係論史(F.W.テイラーの労使関係思想;O.ティード、H.C.メトカーフの労使関係思想;B.M.セレクマンの人間関係論的労使関係論;R.スタグナー、H.ローゼンの行動科学的労使関係論)
第3部 時間研究の労使問題(F.W.テイラーの時間研究;R.F.ホクシーの時間研究実態調査;W.O.リクトナーの時間研究論;W.ゴンバーグの時間研究論)
第4部 時間研究の労使関係(労働組合と時間研究;時間研究に対する労働組合の参加・介入の実証的研究;総括と展望)
著者等紹介
森川訳雄[モリカワノブオ]
1938年山口県岩国市に生まれる。1970年神戸大学大学院経営学研究科博士課程単位修得。広島商科大学(現広島修道大学)助手、講師、助教授を経て、現在、広島修道大学商学部教授、博士(経営学)
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