出版社内容情報
日本企業の国際化の行動原理と内部化行動の決定要因を実証分析。また、研究開発活動の国際化の実態を解明するとともに、ジェンダー問題からみた異文化マネジメントについて考察。
内容説明
本書は、日本企業の国際経営行動を多面的な方法で分析し、その複雑多岐にわたる行動特徴と組織的課題について解明することを目的としている。企業と外部環境との関係、すなわち対外均衡に関わる問題と、企業と内部環境との関係、すなわち対内均衡とに焦点を当てた。
目次
第1部 企業行動の国際化(企業行動と分析課題;国際化行動の組織同型化分析;内部化行動の取引コスト分析)
第2部 経営組織の国際化(日本型組織モデルと分析課題;イノベーションとR&Dの国際化;異文化組織のジェンダーアプローチ;結語;オーストラリアの労使関係)