出版社内容情報
私学を対象とする学校法人会計基準の1964年制定当時の背景と2013年大幅改正時の動向を検証。基準の背後にある文部省や大学関係者の私立大学財政への考えを浮き彫りにする。
内容説明
『学校法人会計基準』の今後のあり方を考えるために。設備投資などに充てる資金をまずは留保しておこうとする、私立大学の「やりくりの実情」をそのままかたちにして生まれた(旧)『学校法人会計基準』。2013年の大幅改正で計算構造こそ変わったものの、旧基準に込められた思いはいまも受け継がれている。
目次
第1章 1960年代における私立大学の経済的環境
第2章 会計基準制定の必要性
第3章 日本私立大学連盟『学校法人会計基準』
第4章 アメリカのファンド会計
第5章 文部省令『学校法人会計基準』
第6章 財政公開に向けての改正
著者等紹介
梅田守彦[ウメダモリヒコ]
中京大学経営学部教授。慶應義塾大学商学部卒業。同大学大学院商学研究科修士課程修了。同研究科博士課程単位取得退学。岐阜経済大学(現岐阜協立大学)経済学部専任講師。同大学経営学部専任講師、助教授、教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。