出版社内容情報
橋本尚[ハシモトタカシ]
著・文・その他
内容説明
グローバルな視点からわが国会計プロフェッションの進むべき道を考える。原則主義(プリンシプル・ベース)の採用やフレームワークを提示した上で議論が展開されていく、会計基準、会計教育、内部統制・ERMについて、歴史的アプローチからその課題と展望を考察する。
目次
第1部 会計基準の国際的展開とわが国の対応(各国会計の類型化研究の系譜;会計の類型化研究の展開とその現代的意義;国内会計基準設定主体のあるべき姿―Wheat委員会報告書から学ぶこと;グローバル時代における会計基準設定主義のあり方;会計基準の課題―会計基準の性格、形成方法および会計基準設定主体をめぐる議論の方向性;会計基準の国際的コンバージェンスの進展とわが国の会計戦略―EUの同等性評価への対応;会計規制の論拠と会計規制における資源配分の効率性と分配の公正性;利用者指向の財務報告および事業報告の展望と課題;国際財務報告基準(IFRS)へのわが国の対応のあり方)
第2部 会計教育の国際的展開とわが国の対応(国際会計教育基準審議会(IAESB)の動向と国際教育基準(IES)の形成と展開
わが国会計教育・研修における国際財務報告基準(IFRS)教育のあり方)
第3部 内部統制・ERMの国際的展開とわが国の対応(草創期のわが国内部統制報告制度の有効性と課題;内部統制のフレームワークの国際的展開とわが国内部統制報告制度の課題と展望―経営に役立つ主体的・自律的な内部統制を求めて;COSOの全社的リスクマネジメント(ERM)のフレームワークをめぐる議論の動向
全社的リスクマネジメント(ERM)の国際的展開からわが国企業が得るべき知見)
著者等紹介
橋本尚[ハシモトタカシ]
青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授。1959年群馬県伊勢崎市生まれ。1982年早稲田大学商学部卒業。1991年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。国際会計研究学会顧問(元会長)、日本会計教育学会副会長、日本内部統制研究学会会長、金融庁企業会計審議会委員(内部統制部会長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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