アメリカ病院原価計算―価値重視の病院経営に資する時間主導型コスティング・システム

足立 俊輔【著】

同文舘出版（2019/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 326p／高さ 22cm
• 商品コード 9784495210021
• NDC分類 498.16
• Cコード C3034

出版社内容情報

｢オバマケア」を支える病院「価値」概念の内実を明らかにし、病院TDABCプロジェクトの実態を分析。病院内の様々な業務プロセスをコスト面から「見える化」する意義を提示する！

内容説明

「医師の働き方改革」を推進するためのタスク・シフティングをはじめ、業務プロセスをコスト面から「見える化」する意義を提示！オバマケアを運用面で支える病院「価値」概念の内実のほか、ハーバード経営大学院の教授陣が着手した病院ＴＤＡＢＣプロジェクトの導入実態を分析。

目次

保険者機能強化と病院原価計算
第１部　保険者機能強化による病院原価計算の計算原理の精緻化（アメリカ病院経営の展開―保険者機能強化の背景；米国病院原価計算の展開；診療行為別原価計算―診療報酬基準原価率法（ＲＣＣ法）と活動基準原価計算（ＡＢＣ）
病院原価計算における原価の同質性の一考察―相対価値尺度法（ＲＶＵ法）の分析を中心に）
第２部　価値重視の病院経営と時間主導型原価計算の関係性（価値重視の病院経営の台頭とその意味；価値重視の病院経営を支援する病院原価計算；Ｋａｐｌａｎ　ａｎｄ　Ｐｏｒｔｅｒ（２０１１）以降の病院ＴＤＡＢＣ研究
病院経営におけるＴＤＡＢＣの実態
病院原価計算の観点から医療システムを考察する意義―日本への示唆）
「価値」概念および時間主導型原価計算が病院経営に与える影響

著者等紹介

足立俊輔［アダチシュンスケ］
下関市立大学経済学部准教授。１９８１年１２月大分県大分市に生まれる。２００５年３月九州大学経済学部卒業。２０１１年３月九州大学大学院経済学府博士後期課程単位取得退学。２０１１年４月下関市立大学経済学部専任講師。２０１３年３月博士（経済学）九州大学。２０１４年４月下関市立大学経済学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。