内容説明
18のケースをもとに、関連の理論も解説しながら、“マネジメントのための会計”をわかりやすく解説する。
目次
第1章 業績評価指標と組織のあり方
第2章 管理単位の細分化と非細分化
第3章 コスト・マネジメント
第4章 合理性を超えた先にある競争力
第5章 会計は誰のためにあるか
第6章 会計業務のあり方
著者等紹介
金子智朗[カネコトモアキ]
コンサルタント、公認会計士、税理士。1965年生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。日本航空(株)において情報システムの企画・開発に従事しながら公認会計士試験に合格後、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント等を経て独立。現在、ブライトワイズコンサルティング合同会社代表。会計とITの専門性を活かしたコンサルティングを中心に、各種セミナーや企業研修も多数行っている。名古屋商科大学大学院ビジネススクール教授、多摩大学大学院ビジネススクール客員教授、亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はとむぎ
13
スピードメーターしかついていない車しかなかったら、ガス欠が頻発する。走行距離と平均燃費を勘案して、行動できる人は一握り。その一握りの人が、やるべきは燃料計を車につけること。何回言っても人の行動は変わらないが、測る物を変えれば簡単に変わる。勉強になりました!2023/05/07
shomma
10
かなりおもしろかった。内部取引というのも知らなかったし、配賦というのがどういうことか(いかに難しいか)少しわかった。管理会計というのはいわばゲームルール作りなんだな。何を目標にして、どう組織の機序を組み上げるか。答えは財務会計上の利益とは限らない。まさに経営者の本質=価値観に対する明視力が問われる。2020/01/07
Yasomi Mori
6
最近読んだ管理会計本の中でいちばん面白い! 組織は採点基準通りにしか行動しないため、「適切な採点基準の設定」が決定的に重要。ただし財務会計は対投資家向けの情報提供が目的としたものなので、(多くの会社でやりがちだが、)経営管理にそのまま使おうとする方式には無理がある。そこで自社独自の価値観にもとづき、プロセス管理に活用できるのが管理会計です。本書では、管理会計の主な論点やアイデアがケーススタディを交えつつ紹介されています。具体的には以下のような論点。事業部制とマトリクス組織、アメーバ組織のメリデメ。2021/06/12
奈良 楓
6
【〇】『「管理会計の基本」がすべてわかる本』に引き続き読みました。実務を意識した管理会計の良書ですが、ケースは思ったよりは少な目でした。2016/10/30
グッドバイ
3
わかりやすかった。 イメージがしづらい管理会計の要諦を、JALなどの実際のケースを基に解説してくれるので理解しやすかった。 CVP分析・間接費配賦・ABCなど、主要な論点に関しても、教科書的な説明ではなく、実務で使う場合の留意点も示されていて有用だった。2020/11/01
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