目次
第1部 原価管理の原理(原価管理の概念;原価管理と原価計算の構造;標準原価による管理;製造間接費の管理;固定費の管理)
第2部 原価管理と隣接領域(原価管理と利益管理;原価管理と原単位管理;原価管理と業績評価;原価管理における動機づけ的側面;生産上の浪費についての一考察)
著者等紹介
佐藤正雄[サトウマサオ]
1948年埼玉県本庄市生まれ。1971年高崎経済大学経済学部卒業。1976年成蹊大学大学院経営学研究科博士課程卒業。経営学博士。1980年産業能率短期大学助教授。1983年千葉商科大学助教授。産業能率短期大学(現・産能短期大学)通信教育部講師。1986年千葉商科大学教授。1987年税務大学校関東信越研修所講師。1993年千葉県警察本部財務捜査官選考考査専門担当。1995年ニューキャッスル大学(オーストラリア)客員教授(至1996年2月)。1996年産能大学通信教育部講師。1997年全国経理学校協会簿記能力検定試験作問委員。1998年産業経理協会評議員。2000年千葉商科大学大学院政策研究科(博士課程)教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
9
原価は人件費や人財の強みを生かし、ある一定の作業に消費された労働、材料と機械時間、生産された材料で価値を生み出せない浪費を排除して原価を下げていく。本当の意味で個人の人間性を尊重し個人が自己実現や仕事を通じ成長する事を動機づけして標準原価や予算を抑え付ける道具としてではなく、納得して仕事に取組める安心感を与える。原価引下げは徹底した合理化と考えてしまうけど、人と人の関わりあっている事を忘れてはならない。人を切った原価引下げは個人尊重から脱線し人の人生を潰してしまう事になる。2014/11/25