出版社内容情報
複式簿記を、企業利益の計算であるという認識にもとづいて、その原理と手続きについて実践的にわかりやすく説いた入門書。とくに大学での入門簿記教材書として最適。
内容説明
簿記は、企業が営業活動によって稼得した利益を、計算することである。簿記の利益計算も、経済生活上の損得の計算と同様、企業の利益を二つの計算内容でもって、しかもそれを一つの計算式で計算する仕組みである。このような利益計算の仕組みを、複式簿記という。本書は複式簿記を、企業利益の計算であるという認識に基づいて、その原理と手続きについて解説したものである。
目次
第1部 簿記のしくみ(利益の計算;勘定による利益の計算;勘定複記による利益の計算;取引の記帳;決算の記帳)
第2部 勘定精説(勘定の分類;商品に関する勘定;現金・預金に関する勘定;有価証券に関する勘定;債権・債務に関する勘定;固定資産に関する勘定;資本金に関する勘定;費用・収益に関する勘定;決算;再振替仕訳・償却資産の処分と貸倒の仕訳)
第3部 株式会社(株式会社の資本;株式会社の負債―社債;繰延資産と引当金;利益処分および損失処理)