出版社内容情報
むかし世界はとてもさむかった。みんながさむさにふるえていると、旅からかえってきた鳥がいった。「火をみつけたよ! やまのてっぺんにあったよ!」しかし、火はおそろしい男たちがまもっているという。するとウサギが「ぼくが火をとりにいく!」と、名のりでた。ウサギは山のてっぺんにいくと、男たちのまえでおどりだした。つられて、男たちもいっしょになっておどりだしたので、「いまだ!」ウサギは火をぬすみだした! ところが逃げるウサギを、男たちがどこまでもおいかけてきて、大雨もふりだし……。
日々の生活にかかすことのできない「火」。その由来話が紙芝居になりました。ウサギが火をとってくる手に汗にぎる展開と、スズキコージさんが描く壮大な世界観をお楽しみください。卯年のスタートにぴったりのお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
20
どこかで聞いたお話だと思ったら、「天の火をぬすんだウサギ」という、北米インディアンの伝説の再話のようです。 そう考えると、山の上の男たちは神であり、ウサギは神聖な火というものを地上にもたらしたヒーローという図式になってきます。 必死な思いで火を運ぶウサギに襲いかかる試練と、天上の男たちがウサギを追い詰める狩猟のような迫力と、打ち鳴らす太鼓の音と祈りの歌が響き渡ります。 このような迫力のあるお話で、生き生きとしているのがスズキコージさんのダイナミックな絵に負けないように、力強く演じたいと思います。2023/02/24
ヒラP@ehon.gohon
14
C事業所で演じました。2023/02/24
ヒラP@ehon.gohon
14
Sカフェで演じました。2023/02/08
ヒラP@ehon.gohon
12
Kさん宅こども食堂で演じました。2023/03/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
6年生 朝の読み聞かせ メンバーが読んでくれました。2023/01/20