出版社内容情報
なまけものの男が、どうぶつえんにアルバイトにやってきました。なんでも、人気のトラが死んでしまったので、トラの皮の着ぐるみを着て、トラのかわりに檻に入る仕事だそうです。男は給料の一万円につられてしぶしぶ引き受けますが、「ワン!」と鳴いてしまったり、お腹がすいて、ついパンを食べてしまったり……本物のトラそっくりにふるまうのは、なかなか大変です。
そこへ、動物園に「ただいまから、もうじゅうのショーを みていただきましょう。ライオンを、トラのオリのなかへいれて、トラとライオンのいっきうち!」という放送が鳴り響いたので、男はびっくり!
「動物園」は、ヨーロッパの滑稽な話が翻訳され、日本の落語として定着したお話です。
子どもたちに人気のネタとして、作者の桂文我さん主催の子ども寄席でも演じられています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
特別支援学級ブックトーク授業【夏休みおすすめの本】 6年生男子、5年生女子、4年生男子の3名に選書後、絵本や紙芝居の読み聞かせ。落語紙芝居2022/07/08
タンタン
5
12場面。小学生向き。落語を元にした楽しいお話。幼児には難しいので小学生から大人向き。イラストもとても良い。2025/09/25
憩子
1
学童さん西にて。相方さんが読んでくれました。2022/11/22
憩子
0
学童さん東にて。相方さんが読んでくれました。梅さんがトラの着ぐるみを着たとたん、子どもたちの空気が変わったのがわかりました。2022/11/16