出版社内容情報
おしゃれするのがだいすきな王さま。
ある日、うつくしいふくをつくる名人だという男たちがやってきて、ばかものには見えない、
とくべつなふくをつくるといいます。
さて王さまは……真実を見ぬく目を持ち、自分らしく生きていってほしいという願いをこめた鎌田實版「はだかのおうさま」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
15
今まで、「はだかの王様」に、権力の前で見せた官僚の愚かさ、国民の服從イエスマンさに、だらしなく笑うだけだったのですが、かまた先生のアレンジでとても納得でできました。王様や家来のバカさ加減を笑って済ませていてはいけないのです。意見も疑問も持てず、絶対服従の姿は、某国にも、身近な組織にも、見え隠れしていることが、誰もが知っているからです。自分の誤りを絶対に認めない人もいるけれど、おかしいことはおかしいと言えなければいけないのです。それを子どもたちに伝え、自らも見を正す謙虚さを、大人は持たなければいけません。2022/03/29
ヒラP@ehon.gohon
14
おもちゃ図書館で演じました。大人の読み聞かせ。2022/03/16
おはなし会 芽ぶっく
14
鎌田實さんなりのはだかのおうさまのおはなし。解説にもありましたが、子どもに「王さまははだかだ」と言われてからのその後が描かれています。原作を知っている人には良いのでしょうが、このおはなしが原作だと思われるのはどうでしょう?私の中ではアンデルセンのくくりよりもパロディのくくりにしました。2022/02/06
ヒラP@ehon.gohon
12
R事業所で演じました。2022/03/23
白い雲。。
0
アンデルセンの話を知った上で…なら良いと思う。子ども対象ではなく、大人に。2022/05/31