出版社内容情報
庄屋さんの田んぼは、だれかが田植えをしてくれ、秋にはなんと白い米がいなほにつくようになりました。どうしたわけかとおばあさんが…。
内容説明
庄屋さんの田んぼは、ある年から田植えをだれかがやってくれるようになりました。しかも、秋にはいなほに白い米がついていました。いったいどうしたのだろうと、庄屋さんの家のばあさまが田んぼに見はりに行くと…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
15
頼まれもしないのに田植えを手伝う鬼たちに驚きました。 稲穂に白い米がもう出来ていることにも驚きました。 節分の豆まきが悪霊を追い払う儀式ではなく、神のような存在の鬼たちを労う儀式に思えるのも不思議です。 節分にこんな民話があることを知りました。2019/02/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
地域障碍者福祉施設の作品展のおはなし会を担当しました。テーマは節分。どんなお客様がいらしてくださるのか分からないおはなし会は実に久しぶり。これでもか!という位の絵本と紙芝居を用意しました。その中の1冊です。おはなし会終了後は、職員さん手作りの鬼の的あてゲームで盛り上がりました。2019/02/02
どら母 学校図書館を考える
5
記入漏れ もう一度 やりたくて、題名を確認したかった。2016/03/24
遠い日
4
12場面の紙芝居。1984年出版の、復刻だそうです。佐渡の黒姫というところの昔話。節分の時、「福は内、鬼も内」と言う訳を語っています。なんとも働き者の鬼たちに、親近感を抱きます。人間のし残した田んぼの仕事をさっさとやって、人間たちが喜んでいるようすに満足していた鬼たちなのに。田植えに、白米となって秋には実る米の不思議に、ある時誰がやったか見てやろうと出かけたばあさんのせいで、鬼たちはすっかり手を引いてしまった。そして、ありがたい鬼として感謝の気持ちを込めて、鬼も内と言って豆まきをするようになったそうです。2024/01/28
丘野詩果
2
どうして「おにもうち」って言うようになったかという昔話。ここで出てくる鬼は村人を助けてくれるいい鬼なんだね。2013/01/09