出版社内容情報
サファイヤたちの前に現れた、赤い髪に緑の目をした少女ナルダとの悲しく運命的な出会いの物語。
内容説明
赤い岩の町をめざして、空をいく錬金飛行船。そのとちゅうに広がる深い森のなかで、おひめさまたちの旅の目的の、かぎをにぎる赤い髪の少女・ナルダとの運命的なであい。
著者等紹介
村山早紀［ムラヤマサキ］
１９６３年長崎県に生まれる。おもな作品に『ちいさいえりちゃん』（あかね書房／毎日童話新人賞最優秀賞・椋鳩十児童文学賞）など多数
佐竹美保［サタケミホ］
１９５７年富山県に生まれる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
12
新シェーラ姫の冒険第4話。またまた新しい登場人物。赤い髪のナルダ。父親代わりの魔物が切ない。そしてイタチのチニはどんな記憶が蘇るのかな？魔物と魔神たちがなんかとにかくかわいい。そして、早くサウード出てこないかなぁ。2020/06/27
小梅さん。
10
ジュドルの悩みに、ファリードのかつての悩みを思い出してしまった。 だから、きっとジュドルもその悩みを乗り越えると信じているけれど、ラストのサファイヤとの会話は、あれは、ひょっとしてひょっとするのかしら♪ ルビーとハッサンもいいコンビなのだけど、炎の少女ナダルとの今後の関係が気になるところ。 あのけものが望んだことだというのは、ナダルには納得しがたいことだろうし。。。 彼女のペンダントのこともあるので、とても心配。 チニも、ああなってしまうのを恐れていたの、、、 どうか、ジュドルのもとに戻ってきてほしい。2016/07/26
なおなお
5
新シェーラひめのぼうけんシリーズ４冊目。今回も新しい人物、赤い髪のナルダが登場。ナルダが持っている書物、ハッサンとの関係…ジュドルの苦しみ…今回も次につながる色んなエピソードがあって面白かった。2021/03/12
Miki Shimizu
3
赤い髪で、炎の魔法を使う少女との出会い。森の中で熊と暮らしてる。ジュドルは、自分だけ他の人と違う。じぶんなんていてもいなくても一緒だ、、、と一人で悩んじゃう。2018/04/15
まっき〜
2
旅を続ける少年少女達。が、ジュドルはひたすら劣等感を抱え続けていて。チニと一緒に飛行船を出てしまう。「すぐ戻る」とうそぶいて。そして炎の少女・ナルダは父代わりである獣と共に住んでいる森の中で、慣れない気配を感じる。正体を探しに出たナルダと、ジュドルを探しに来たハッサンはばったり出会う。久しぶりに会う人間に楽しさを覚えるナルダと、美しいナルダにどきどき（？）するハッサン。しかし、楽しい時間も束の間だったのだ…頭良い人って自分で一番自分を傷つけちゃうのね、ってしみじみ。なんかハッサンが可哀想。2016/07/20
