出版社内容情報
北の森に雪がふりつもり、母さんぐまとこぐまが冬眠に入ります。でも、こぐまはまだねむたくないので、外へ出てみることに…。すると、あたり一面の雪。ズボズボ沈んで動けないこぐまはユキウサギに出会います。
3歳~
内容説明
「ぼうや、森はつめたい雪におおわれてしまったよ。春までおやすみ。」「ぼく、まだねむくないよ。」かあさんぐまがねむってしまったあと、ひとりで外へでたこぐまは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くぅ
22
可愛いクマの子の話。寝ろ!寝ろ!って言われても眠くならない日ってあるよね。寝なきゃってわかってても。他の動物に揶揄われたりする様子に息子ニタニタ。(4歳9ヵ月)2022/02/18
詩 音像(utaotozo)
21
初読み時に感想を書き込んでいなかったので、再読。最初真っ白で描かれる雪景色が、実に寒そう。その中に佇む熊の子は何ともかわいらしい。時間が進むにつれ、夜の深まりを表すのか、どんどんブルーが濃くなって行く様が美しい。それぞれの動物との交流も味わい深い。「除雪車のように」というたとえが現代的。「おまえ、ふみん症のこぐまか」も現代的だが、これには思わず笑った。2016/05/23
ねなにょ
15
まだ、ねむくないこぐまちゃんが巣穴から、雪で真っ白な外の世界へ飛び出した。こぐまちゃんを心配してくれる森の動物たちの暖かさ。こぐまちゃんが無事にお母さんの眠る巣穴に戻れてよかった。2015/10/19
遠い日
13
とっくに冬眠しているはずなのに、クマの子は眠たくないといって巣穴を出て、ちょこっと冒険。みんなのびっくり顔がおかしい。初めての雪、初めての冷たい季節を体験して、森のみんなに出会うクマの子。森に生きる動物たちの思いをモモンガが代弁するかのようなことばが印象的。2016/02/22
ヒラP@ehon.gohon
12
冬のくまさんは、穴のなかで冬眠生活ですね。 寝付けないくまの坊やが見た冬の自然のなかで、出会った動物たちの生活が不思議な新鮮さを感じました。 考えれば、動物たちがどの様に生活しているかをよく知りません。 でも、坊やがお母さんのもとに帰れて安心しました。 おやすみ絵本ですね。2019/01/02