内容説明
モニカがおかあさんからわたされたのは、みんながもっているのとはぜんぜんちがう、まっかなかばん。どうしてこんなだっさいかばんで学校へいかなくちゃいけないの!?ところが…あかいかばんにはひみつの力があったのです。オーストラリア児童図書賞受賞作品。
著者等紹介
アレン,エマ[アレン,エマ] [Allen,Emma]
子ども専門の言語病理学者として訓練をつんだのち、大学に入りなおして文学を専攻。『あかいかばんのひみつ』で作家デビュー
ブラックウッド,フレヤ[ブラックウッド,フレヤ] [Blackwood,Freya]
画家。2002年から創作活動を始め、2010年に『さよならをいえるまで』(岩崎書店)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。現在、オーストラリア在住
木坂涼[キサカリョウ]
詩人、児童文学作家、翻訳家。詩集、エッセイ集のほか、創作絵本、絵本の翻訳も多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
16
フレヤ・ブラックウッドさんの絵を求めて。おかあさんからむりやり渡された赤いかばん。学校への膨らんだ気持ちが一気にしぼんでしまったモニカ。納得しきれないまま過ごす学校はちっともおもしろくない。そんな時に、思いがけない展開で遊びの世界にとけこんで活躍した赤いかばん。楽しい時間がモニカの気持ちを変えていく。物と子どもの心の関わりを鮮やかに描いたお話。2016/04/08
花林糖
15
(図書館本)ロケットのついたリュックが欲しかったモニカのお話。この赤い鞄可愛い!フレヤ・ブラックウッドの優しさ溢れる絵が素敵です。2016/11/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
みんなリュックサックのようなカバンなのに、モニカがお母さんからもらったのは赤い四角のカバン。気に入らないカバンだけど、だんだん気に入るように変わっていくモニカ。 2019/03/08
ケニオミ
9
お母さんから持って行けと言われたのは、モニカにとってダッサイ赤いかばん。小学校でのその日はモニカにとって・・・。お母さんが昔使ってたかばんだったんだね。2016/03/19
marmelo
4
モノの価値はそれ自体に備わっている場合もあるけれど、本来のモノの価値はそのモノをめぐる体験によって高まっていくということかな。確かに人もそうで、自分をなかなか好きになれない人でも、ときどき誰かに求められたり誰かの役にたつことができていると実感できるときには、わずかな時間ではあっても自分を好きになることができる。2018/07/23
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