出版社内容情報
「せみがおとなになるとき」「てぶくろをかいに」など幼年童話を3編収録。
内容説明
『おやすみまえのほん』は、3歳から6歳までの幼い子どもたちに、楽しいおはなしを聞かせてあげたいという、おかあさんのためにつくられました。“おはなし、よんで”と、子どもにせがまれたとき、おやすみまえの安らかなひとときなど…、この本とともに、満たちりた母と子の時間をおすごしください。
目次
せみがおとなになるとき(川崎大治)
おなかのかわ(鈴木三重吉)
てぶくろをかいに(新美南吉)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
おやすみ絵本にピッタリ!いわさきちひろさんの挿絵がいいわ。『 せみがおとなになるとき(川崎大治・作) / おなかのかわ(鈴木三重吉・作) / てぶくろをかいに(新美南吉・作)』2021/09/14
ヒラP@ehon.gohon
11
いわさきちひろさんが絵を描いているということで手にした本ですが、小さな挿し絵だけ。 でも、がっかりしない本です。 三篇のお話がありました。 「おなかのかわ」「てぶくろをかいに」は、絵本で読んだ内容ですが、頭に光景が浮かんでくるようなお話。 「せみがおとなになるとき」は、セミの羽化が、見事な物語になっていて、脱皮するシーンがくっきり浮かんできました。 いわさきちひろさんは、筆を使わずに頭に浮かぶ絵を描いていたのでしょうか。2016/12/23
K
1
(1988)鈴木三重吉版「おなかのかわ」を読みたくて、収録されている小さな絵本を取り寄せたらいわわきちひろさんの絵だった。字の文は、三重吉版はごちゃごちゃしているし、瀬田貞二版のほうが読みやすい。しかし絵は、表紙識のオウムと、文中では猫を子供2人がニコニコ見守っているのだけで、村山知義画とは全く違っていた。何より猫がかわいすぎる。どうしてこの絵本ができたのかな。そんなに有名だったのか、「おなかのかわ」。他に新美南吉「てぶくろを買いに」収録。お休み前の読み聞かせの絵本の3。2020/06/14