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だいすき絵童話
あらいぐまのせんたくもの

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  • サイズ A5判/ページ数 79p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784494020645
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

家の洗濯機がこわれてしまい、おばあさんはコインランドリーにやってきました。するとそこには1匹のあらいぐまがいました。「ぼくのハンカチもいっしょにあらってほしいの」。あらいぐまのハンカチには「かなシミ」というシミがついていました。洗濯を待つあいだ、おばあさんはたずねました。「どんなかなしいことがあったのか、おしえてくれる?」。あらいぐまは「かなシミ」の理由をおばあさんに話してみることにしました。

内容説明

おばあさんがコインランドリーにやってきました。そこにあらいぐまがあらわれて、いいました。「ぼくのハンカチも、いっしょにあらってほしいの」ハンカチには、「かなシミ」というシミがついていて…。こころがふっとかるくなる、あたたかいおはなし。小学校低学年から。

著者等紹介

大久保雨咲[オオクボウサギ]
三重県生まれ。四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」主宰の「童話塾」で創作を学ぶ。第21回ニッサン童話と絵本のグランプリ優秀賞受賞。2011年に『ずっとまっていると』(そうえん社)でデビュー

相野谷由起[アイノヤユキ]
神奈川県横浜市生まれ。多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業。2007年に『うさぎのさとうくん』(小学館)で第12回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

65
好みです。おばあさんと幼いあらいぐまの、優しいふれあいの物語。コインランドリーを訪れたおばあさん。その店で悲しみに暮れる子どものあらいぐまに出会います。あらいぐまは、おばあさんにあるお願いをするのですが…。小さなあらいぐまが悲しむ姿が可愛しく、いじらしい。作者は大久保雨咲さん。大久保さんの「うっかりの玉」はとても好みの作品でしたが、こちらの作品も優しく温かなお話でした。2023/02/10

☆よいこ

50
児童書、低学年向け。おばあさんが初めてのコインランドリーに行くと、あらいぐまの子どもと出会う。一緒にせんたくマシンでハンカチを洗ってほしいという。ハンカチは「かなシミ」で汚れていて、あらいぐまは見るだけで涙ぐむ。おばあさんが話を聞くと、あらいぐまはキツネの子とケンカしたらしい。洗濯機のなかでハンカチがグルグルまわる。おばあさんに話すことで、かなシミも落ちていくようで。▽可愛らしくて、いいお話でした。2019.112020/02/07

anne@灯れ松明の火

45
新着棚で。タイトルからは、森の動物のおはなしかな、と思わされるが、実は町のコインランドリーが舞台で、やっぱりおばあさんが出てくる。大久保作品にはおばあさんが付き物♪ あらいぐまのハンカチにしみこんだ「かなシミ」というシミ。それを落としてくれるのは、洗濯機よりも、おばあさんの素敵な言葉。うーん、大久保さん、やっぱりいいわ~♪ 相野谷由紀さんの絵も、とってもかわいい!2019/11/27

みつばちい

35
おばあさんがコインランドリーに初めて出かけていくと、あらいぐまが自分のハンカチも一緒に洗ってほしいと頼みます。そのハンカチには自分の悲しい涙を拭いた「かなシミ」がついてるから、と。洗濯が終わるまでの間おばあさんがあらいぐまに悲しかった話を聞きます。話すことで気持ちが軽くなり、自分がどうしたらよいかわかるあらいぐま。ふんわり乾いた洗濯物と二人の心でホッカホカの気持ちになれた本でした。2020/05/14

chiaki

31
コインランドリーで洗濯をしようとしていたおばあさんの所に現れたのは、ハンカチに「かなシミ」が付いて取れないと涙をこぼすあらいぐま。そのかなシミの訳に、胸がきゅうぅぅぅぅぅんとしました!心解きほぐすおばあさんの温かみと優しみがゆっくりと沁みます。回る洗濯機を見つめつつ、おばあさんに話すうち、きつねへの会いたい気持ちに気づく場面は美しい。ハクモクレンの花を見たら、このおはなしを思い出すだろうな。そろそろ9類にもチャレンジしてほしい長女に渡してみようかな。2020/06/11

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