出版社内容情報
「頼んでまでして、なんで仕事しなきゃなんないの?しかもタダで」そんな中学2年・斗羽風汰が職場体験先に選んだのは、保育園だった。「子どもと遊んでりゃいいってこと?ありかも」本当に大丈夫なのか、斗羽風汰。
内容説明
なんも考えてないんだ。あいかわらずアホだよなあ、風汰って。風汰って、いーかげんなのか、まじめなのか、ビミョーだよな。ふうたくん、すき。ふーたくん、またおこられたー。斗羽風汰君、おもしろい子ね。中学2年、斗羽風汰。職場体験先は、保育園デス!
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県に生まれる。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
丹下京子[タンゲキョウコ]
名古屋生まれ。愛知県立芸術大学デザイン科卒業。峰岸達イラストレーション塾修了。イラストレーター、CMプランナー。第43回講談社出版文化賞さし絵賞受賞。TIS会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
93
いい加減な中学生フータが職場体験に選んだのは保育園。子どもと遊んでればいいだろうとの安易な思惑だが、もちろん保育士の仕事は大変で・・。プロってすげぇ、あの子をなんとかしてやりてぇ。ありのまま中学生の意識改革。5日間の体験で見違えるように成長するわけもないし、つらい子どもを救うヒーローに祭り上げていないところがいい。このリアリティはきっと中学生読者の気持ちを寄り添わせてくれると思う。2019/10/22
おしゃべりメガネ
91
児童文学作家「いとうみく」さん、4冊目読了です。中学2年の元気いっぱいな男子「風汰」は職場体験で、ひょんなコトから幼稚園でお世話になるコトに。僅か5日間という限られた時間の中で、最初はイヤイヤながら園児達と接していた彼にも少しずつ心境の変化が表れます。個人的には「風汰」のキャラがちょっと変にやさぐれていて、いちいちつっかかる感じがちょっと馴染めなかったかなと。それでも園長はじめ他の保育士さん達の厳しくも温かいフォローにだいぶ救われてましたね。園長の何気ない一言が深くココロに残り、色々と考えさせられます。2026/01/10
やも
86
中学生男子・風汰が職業体験で保育園に。ちょっとやんちゃでダルそうな雰囲気ぷんぷんなのに、実は真面目な風汰。ちゃーんと保育園も行くし、子供と同じ目線で遊ぶし、というか先生にも誰にでもフラットだし、野良犬の面倒まで見ちゃうし。素直な風汰が可愛くて、こんなお兄さんが一緒に遊んでくれただなんて、子どもたちいい経験だろうなー♡「お母さんにはなれないけど、お母さんが出来ないことをお手伝いすることは出来る。」って先生の台詞が優しい。人の痛みを想像出来る風汰が優しい。★42022/12/22
ゆみねこ
86
中学二年の斗羽風汰が、楽そうだからと職場体験先に選んだのは、「エンジェル保育園」。彼が5日間の経験で得たものは?これは、大人が読んでも中々考えさせられて、素敵な1冊です。2019/03/05
チーママ
83
『蒼天のほし』を先に読んだので、風汰はなぜ保育士になったのかわからないままだったが、そういうことだったのかとわかってスッキリした。中学の職場体験で風汰が保育園を選んだ理由は楽そうだから。そんな風汰のやる気のなさは、指導教官の林田先生や子どもたちとのふれ合いを経て少しずつ変化していく。捨て犬を放っておけない風汰だもの本当はいい奴だとわかっていたが、しおん君の思いを大切にした最終話での風汰の行動には心が晴れた。『蒼天のほし』で、保育士になった風汰との再会を林田先生があんなに喜んでいたのもわかる。今なら。2025/06/30




