石の花

石の花

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784494020102
  • NDC分類 K983

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Fumitaka

2
そうか続いている話なのか。マラヒートニッツァこと銅山のあねさまが大活躍する。バジョーフがどれくらい地元の伝承に脚色しているのかわからないが、別の世界の記憶はあまり話してはいけないとか忘れちゃうとかは万国共通なのだろうか。書かれたのはスターリン時代。偏屈爺さんのプロコーピィチがダニールシコを本当に息子ができたと思って泣く場面と、最初の話の「よくないひとがあねさまにいきあうと、不幸が起こる。が、いいひとがいきあたったって、よろこびはすくないんだ」が物悲しい余韻を残して好き。2021/06/24

miubw

1
ロシアを舞台に、孔雀石の精である山のあねさまと鉱夫や石工たちとの交流を描く5作。・鉱山(やま)のあねさま・孔雀石の小箱・石の花・山の石工・もろい小枝。作中描かれる鉱物の美しさと、その反面、細工するためには目など健康を害することがちょくちょく描かれ(目に緑の色が光るという表現が1ページ目にすでに出てくる)恐ろしさが印象的。全体的には暗い感じだが、女性陣がとにかく働き者で強気なので救われる。挿絵はカラーでとってもキレイ。訳も民話らしい語り口でうまい。2021/08/23

まき

0
ロシアの農民の暮らしや石の魅力が語られる物語。 ピローグやへびまつりなど、ロシアの文化や単語が出てきたのも面白かった。2021/01/03

Urara

0
クリスマスにサンタクロースが置いていった本。その頃はもう、サンタクロースの代行者が誰か知っていたが、だからこそ、どうしてこんな本が来たんだろう、と思ったものだ。とにかく挿絵が素敵だった。石工達の労苦の日々と翡翠色の石の魔法で飛躍するのも面白かった。

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