感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumitaka
2
そうか続いている話なのか。マラヒートニッツァこと銅山のあねさまが大活躍する。バジョーフがどれくらい地元の伝承に脚色しているのかわからないが、別の世界の記憶はあまり話してはいけないとか忘れちゃうとかは万国共通なのだろうか。書かれたのはスターリン時代。偏屈爺さんのプロコーピィチがダニールシコを本当に息子ができたと思って泣く場面と、最初の話の「よくないひとがあねさまにいきあうと、不幸が起こる。が、いいひとがいきあたったって、よろこびはすくないんだ」が物悲しい余韻を残して好き。2021/06/24
のん@絵本童話専門
1
ロシアの昔話を読んだ流れでこちらに辿り着く。火の踊り子、銀のひづめを先に読んだが、どちらも短編だったのに対し、こちらは一冊まるごと繋がったお話。作者の生い立ちからも鉱山は身近。この『石の花』はほかの作品とは比べものにならないほど、素晴らしく惹き込まれるお話だった。道徳的価値観、権力者への風刺が含まれるのはこの時代のロシア文学の特徴か。古い本で読みにくさはあるが、この作品は本好きの人にもすすめたくなる!高学年・中学〜2025/10/11
miubw
1
ロシアを舞台に、孔雀石の精である山のあねさまと鉱夫や石工たちとの交流を描く5作。・鉱山(やま)のあねさま・孔雀石の小箱・石の花・山の石工・もろい小枝。作中描かれる鉱物の美しさと、その反面、細工するためには目など健康を害することがちょくちょく描かれ(目に緑の色が光るという表現が1ページ目にすでに出てくる)恐ろしさが印象的。全体的には暗い感じだが、女性陣がとにかく働き者で強気なので救われる。挿絵はカラーでとってもキレイ。訳も民話らしい語り口でうまい。2021/08/23
まき
0
ロシアの農民の暮らしや石の魅力が語られる物語。 ピローグやへびまつりなど、ロシアの文化や単語が出てきたのも面白かった。2021/01/03
Urara
0
クリスマスにサンタクロースが置いていった本。その頃はもう、サンタクロースの代行者が誰か知っていたが、だからこそ、どうしてこんな本が来たんだろう、と思ったものだ。とにかく挿絵が素敵だった。石工達の労苦の日々と翡翠色の石の魔法で飛躍するのも面白かった。




