内容説明
帰りに学校の池でぼくと、アンドレくん、みかちゃんはカッパをつかまえて…。
著者等紹介
山本悦子［ヤマモトエツコ］
１９６１年愛知県生まれ。「ももたろう」同人
市居みか［イチイミカ］
１９６８年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
49
主人公と、クラスメイトである日本語が上手に話せない外国人の男の子アンドレ君、恥ずかしがり屋でスピーチが苦手なみかちゃんの3人が、学校の池に住むかっぱのイケノオイに出会い、その触れ合いが描かれている。内容がいっぱいあるけれど、少しずつお互いを理解しあっていく所はとても心が温まります。2019/10/26
ツキノ
29
小2の女の子が学校で読んでもらった本を探している、と図書館へ。文字が多くて、作者はかこさとしさんで、かっぱが出てきて、男の子がけっとばされちゃう。そして表紙のポーズをしてくれた。なぁんか見たことあるような気がしたのだけれど、かこさとしさんで検索するとそれらしきものは該当せず。で、学校で先生にできたらタイトルを訊いてきて、とその日は終わり、後日持ってきてくれたのだった。手渡したら「あぁ！これっ」とめちゃめちゃ嬉しそうだった。かこさとしさんちゃうがな～wというわけで、わたしも読んでみたというわけ。2015/05/28
chiaki
28
あさのかい恒例のスピーチが嫌いなぼく。片言の日本語でスピーチするアンドレくん、そしてスピーチが苦手で泣いてしまうみかちゃん。３人は学校の池でカッパ『イケノオイ』に出会い"とくべつ"な体験をする。学校で一番たくさん聞こえる音ってなんだろう？って私も真剣に考えたけど、確かに！みんな苦手なこともあるけど、前を向いて笑ってなきゃね。イケノオイのためにも。2019/11/02
いろ
25
児童書。学校の池に住む河童と出会うお話。級友でスピーチがとても苦手なみかちゃんと日本語苦手なアンドレ君のエピソードも絡んで，短いストーリーなのに色んなテーマを味わえる。登場する河童がてのひらサイズと小さくて驚いたけど，連れて帰って飼いたい衝動に駆られる気持ち分かる～。９歳男児もかなり気に入った様子。「水道水は薬が入っていて，汲んだばかりだと金魚は死ぬ」には強く反応し怯えていたので，ザリガニやメダカ等飼っているのに「知らなかった？お世話してないの!?」逆に母(私)驚く。水道水汲み置きの事を改めて解説した。2017/04/11
こゆ
23
小1と。朝の会のスピーチが苦手なぼくとみかちゃんと外国人のアンドレくん。三人で池を見ていると両手に乗るくらいのカッパを発見。イケノオイと名付けて、家で飼おうと連れ帰ったぼくだが、次の日弱ってしまい…。母好みのタイプのファンタジーだった。最後少し切ない感じも好みだし、優しいみかちゃんが素敵。小学校の朝の様子や池が子どもの学校そっくりで、生き物が好きで一学期は毎日池を眺めてから帰っていた。これを読んだ日がタイムリーに日直。「好きな食べ物」を3つ発表するだけでナーバスになるシャイな子なので親近感を抱いた模様。2020/09/26
