出版社内容情報
世界の3分の1の食料が捨てられている一方で、飢餓に苦しんでいる人々がいます。SDGsの観点からみた「食品ロス」問題を、数字を交えてわかりやすく解説。私たちの暮らしの裏側で、食べ物はどんな風に捨てられていくのかを知り、私たちにできることを考えます。また、食品業界のかかえる根本的な問題や、それを少しずつ変えていこうとする企業・自治体などの最新の取りくみを紹介します。
目次
第1章 SDGsってなに?(SDGsがめざすもの;目標12 つくる責任つかう責任)
第2章 食品ロスについて知ろう(世界の食べものの3分の1がすてられている;知っておきたい日本の食品ロス問題 ほか)
第3章 食品ロスはなぜ生まれる?(食品メーカーや生産者で発生する食品ロス;スーパーやコンビニで発生する食品ロス ほか)
第4章 食品ロスをへらそう!(食品メーカーや生産者の食品ロスをへらすくふう;スーパーやコンビニの食品ロスをへらすくふう ほか)
第5章 食べものから見える世界の問題(気候変動による食料不足;食料不足と遺伝子組みかえ作物 ほか)
著者等紹介
井田仁康[イダヨシヤス]
筑波大学教授。1958年東京都生まれ。筑波大学人間系(教育学域)教授。社会科教育・地理教育の実践的研究を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
73
プラ問題もだがこちらも凄い。ドギーバッグの行き渡らない日本。売り切れをなくすため過剰に作る。1年に48㎏/人の廃棄量。食べられるのに廃棄。可食部も廃棄の廃棄天国なり。世界中で何億もの人々が餓死しているのに。不揃いの野菜も捨てないで売ってほしい!別に姿煮にする訳でなしお腹に入れれば一緒の形。と言いつつ私も捨てた事、勿論あります涙捨てたら犠牲になった動植物に申し訳ない。4人家族の場合、フードロスを減らせば年間数万円の節約になるとのデータあり。いつどれ位捨てたのかメモしたい。無農薬なら必ず皮ごと食べているが2023/10/20
なま
5
★4 3章メーカー、企業、家庭の食品ロス、4章上記や世界各国の食品ロスを減らすための取組み。ここは『食品ロスの大研究』井出留美(監/PHP研究所 と重複し内容の厚さは本書の方が薄い。食品ロスの定義では無く、SDGsの定義から始まる。食品ロスをSDGsのターゲットに結びつけ、どういう影響を及ぼしているか?世界の食料問題、食品ロスによる環境生き物への影響を1章で語る。5章は気候変動による食料不足、遺伝子組み換え作物、日本の自給率、フードマイレージ、アニマルウェア等、世界と食品ロスを結ぶ。2巻に参考文献記載無し2023/06/25