出版社内容情報
かつて多くの子どもたちを魅了した冒険ファンタジーの続編。全面加筆した完全版。
ルビーとサファイヤは、伝説の旅の魔法使いサウードと巡り会い、シェーラザード王国へ帰ります。しかし、世界の果ての「天のきざはし」にある世界樹の根元で眠るいにしえの姫君の魂を浄化させることこそが世界を救うただひとつの方法であり、そこは死人しか行けない場所だと知らされます。サファイヤは自らが世界を救う運命にあることを引き受け、再び旅立ちます。ナルダが大切に持っていた世界を救うための魔法の書物を手に。
内容説明
「そうね。いってみれば、みんなが、主人公だったのよ、きっと。飛行船に乗っていたわたしたちだけじゃないわ。わたしたちのこの冒険に関わった、どこかでつながりを持つ、過去から未来のすべての人が、みんな、主人公。この地上に生きる人間は、みんながそのそれぞれの人生の物語の主人公で、そして、大きな歴史という物語の、それぞれの場面の主人公なんだと思うわ」(下巻「天と地の物語」より)。旅の魔法使いサウードを探し出し、シェーラザード王国へ帰った双子の王女と仲間たち。しかし、占い師アリが伝える死の予言―子どもたちだけで旅立つ最後の場所。世界の果ての「天のきざはし」にある世界樹。死人しか行けないところ―。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。「ちいさいえりちゃん」で毎日童話新人賞最優秀賞、椋鳩十児童文学賞を受賞。著書多数ある
佐竹美保[サタケミホ]
1957年富山県生まれ。雑誌「奇想天外」を皮切りに、SF・ファンタジー作品の挿絵画家として活躍中。作品多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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