出版社内容情報
ホテルの仕事にすっかりなれたモナ。冬のホテルもごたごた続きでで大いそがしです。モナの勇気がホテルを救う、シリーズ第2弾。ハートウッドホテルでメイドとしてはたらくことになった、ねずみのモナ。冬はお客も少なく静かにすごせるはずでしたが、ウッドチャックの不吉な予言にはじまり、わがまま公爵の来訪、そして食料どろぼうと、冬のホテルもごたごたばかり。おまけに大雪のため、食料の配達がこなくなります。不安と疑惑がひろがるなか、モナとティリーはどろぼうをおってホテルの外へとびだしますが、猛吹雪にみまわれ……。シリーズ第2弾!
ケイリー・ジョージ[ケイリー ジョージ]
著・文・その他
久保 陽子[クボヨウコ]
翻訳
高橋 和枝[タカハシカズエ]
イラスト
内容説明
ハートウッドホテルでメイドとしてはたらきはじめた、ねずみのモナ。冬眠まえのパーティーも終わり、静かにすごせるはずでしたが、わがままほうだいの公爵がやってきたり、なぞの侵入者にホテルの食料がうばわれたり…そして、ついに大事件が―!!世界で人気のファンタジー、シリーズ第二弾です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おゆ
18
姪が借してくれた本。ホテルの面々に馴染みができてきたおかげで前作よりずっと楽しめた。その分みなしごモナの世事にうとい様子が切なくもあったけれど、メイドとして自信をつけていく様子は頼もしく、ティリーとの不器用な友情は微笑ましく、何よりオヤスミ聖人やオハヨウ聖人のお祭りの、楽しそうなことと言ったら!前作のネムリンボウさんにも感じたけれど、冬眠や冬ごもりって凄いシステムだなあ。今作ではティリーに訪れたサプライズだけでなく、気難しがりやの公爵に降ってきたそれも、お約束ではあるけれど素直に嬉しい。良い時期に読めた。2019/12/26
AKI
18
息子への読み聞かせで読んでいますが、親子共々大好きなシリーズです。高橋和枝さんのイラストが本当に可愛くて可愛くて、動物達の魅力がUPしています⤴️⤴️息子は、今回登場のキツイーノ公爵(うさぎ)に最初イライラしっぱなしでしたが、最後に何故公爵がそのような言動をしていたのかを理解した時には、子どもなりにも考え深そうにしていました。クライマックスでは、足をバタバタさせる程喜んでいて(笑)物語に入り込む楽しさを味わっているようで嬉しくなりました。読んでいると幸せな優しい気持ちになるこのシリーズおすすめです!2019/07/15
杏子
17
ハートウッドホテル2作目。1作目より楽しめたと思う。シリーズなので続くのだろうね。キツイーノ公爵が実は、というのがあってよかった。奇をてらった作品よりも、こういう純真な作品の方が子どもたちのためにもいいのではないか?と思われる。安心して提供できる。2019/07/01
スイ
16
シリーズ2作目。 お客さんの多くが冬眠する冬は、ハートウッドホテルは静かなはずなのに、予想外の出来事に次々襲われるモナたち。 更に親友ティリーとのすれ違いにも悩むモナ。 これまでたった一人で生きてきたモナが、人付き合いの仕方に戸惑うところが度々あって切ない。 今回もテンポ良く、前作からのキャラクターも新キャラも面白くて楽しめた。 読み出したら止められず、合間合間に読み進めて1日で読み切ったところ、読み終わったの?!と娘が目を剥いたのがおかしかった笑。 娘にとってはまだ、文字がいっぱいの厚い本、なのでね。2022/05/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
シリーズ2作目。ハートウッドホテルで正式にメイドとして働きはじめた、ねずみの女の子モナ。ホテルは、冬眠のために訪れるお客たちでいっぱい。冬眠を見守る聖人「オヤスミ聖人」のパーティーが盛大に開かれ、ホテルのスタッフたち向けにも食事会が開かれますが、そこでプレゼント交換があることを知らなかったモナは悩みます。食料どろぼうが現れたり、親友ティリーと追跡したり、そのティリーがいなくなったりしますがハッピーエンド!2020/03/22