絵本・こどものひろば<br> いのちがかえっていくところ

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いのちがかえっていくところ

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784494015825
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

たもんはお父さんと、はじめてのイワナつりにやってきた。山の中の川、大きな淵で何度もエサをながすけれど、つれない。
あきらめかけたとき、さおさきがグイグイッとまがった。さかながくいついたのだ。さかなはグイグイひっぱり、頭があつくなり、しんぞうがドッキンドッキンする。右に左におよぎまわるさかなと長くたたかったすえ、ついにたもあみの中にさかなをとりこんだ。
「すごいぞ、イワナだ! おおものだ」
はじめてつりあげたイワナだ。たもんは、ほおずりしたくなるほどいとおしかった。
やがてお昼になると、「たもんのつったイワナをごちそうになるべ」と、お父さんはイワナをくしにさし、たき火でしおやきにした。たもんはむねがいたみつつ、ガブリとやった。
「うまいよ!」話しかけるようにいうと、なみだがポロンとこぼれた……
釣りを通していのちの躍動を感じ、そのいのちをおいしくいただくことで、初めていのちの大切さ、重さを実感する。そうした少年の心情を、繊細かつ力強く描く絵本です。

内容説明

「すごいぞ、イワナだ!おおものだ」たもんは、ハアハアして、しんぞうがばくはつしそうだった。こえもでない。さかなをみると、手がふるえてきた…はじめてイワナをつり、はじめて命の重さを実感した少年の物語。

著者等紹介

最上一平[モガミイッペイ]
山形県生まれ。『銀のうさぎ』で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』で日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞、『すみれちゃんとようかいばあちゃん』(以上新日本出版社)で日本子どもの本研究会作品賞、『じぶんの木』でひろすけ童話賞、『たぬきの花よめ道中』(以上岩崎書店)で日本絵本賞を受賞

伊藤秀男[イトウヒデオ]
愛知県生まれ。画家・絵本作家。絵本『海の夏』(ほるぷ出版)で小学館絵画賞、『うしお』(ビリケン出版)でJBBY賞、『けんかのきもち』(文・柴田愛子)で日本絵本賞大賞、『タケノコごはん』(文・大島渚/以上ポプラ社)で日本絵本賞を受賞、紙芝居『なぜ、おふろにしょうぶをいれるの?』(脚本・常光徹)で高橋五山賞絵画賞、『三月十日のやくそく』(脚本・早乙女勝元/以上童心社)で高橋五山賞を受賞するなど、多くの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

48
人間も自然の一部なのだということを改めて感じさせてくれる絵本だった。最上一平さんの作品は、深くて愛情豊かで自然や人に寄り添いつつ、命のやり取りを真剣に描いている。たもん君とお父さんの語る言葉もよかった。大きなイワナに話しかけながら命をいただいたたもん君の温かい涙、その場面で私も涙した。2022/12/06

たまきら

29
釣りが成功した時のあの感動と、その後の罪悪感。私はサヨリとクロダイ(赤ちゃん)だったなあ。小骨だらけの味噌汁の味、まだ舌によみがえります。2023/11/27

ヒラP@ehon.gohon

19
初めて、自分が苦労してイワナを釣り上げた感動が、食べるということと結びつかないことはよくわかります。 釣り上げるという行為は、イワナの命を奪うということと繋がっていたのです。 眼の前で魚の命を終わりにするということは、残酷にも思えます。 でも、これが命をいただくということなのですね。 命をいただくということはきれいに食べつくすということ、そしてそのことによって自分がいきるということ、絵本でありながら学びの大きい本でした。2023/11/18

みつばちい

19
お父さんと釣りをしてはじめて釣った魚を食べる。内臓を出したり魚が食べていたユスリカがたくさん腹から出てきたり、ちよっとハード。だけど、その分命と真剣に向き合い,感謝してしていただいてるのが伝わる。2023/04/05

ソラーレ

13
感動した!絵も美しい。臨場感があふれ、初めて魚を釣ったときの感動が伝わってきた。●私も子供の時大きな鯛を釣ったことがある。その時の感動が蘇った。●命の重さを実感できる。自分の釣った魚を食べるというのは複雑な心境だ。その魚が死んでいてもまだその魚に生命が宿っていると考えてしまうから。綺麗に食べることでその魚が成仏するように思いたくなるのは共感できる。いのちがかえっていくところは残雪の山と考えるのも素敵だなぁ。●あらすじ、親子が渓流でイワナを釣って焼いて食べる話2022/12/20

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