内容説明
きりょうよしではたらきもののふく。そんなふくがむこをとることになった。山おくのおにが、これをききつけて…。
著者等紹介
常光徹[ツネミツトオル]
1948年高知県生まれ。国立歴史民俗博物館名誉教授
伊藤秀男[イトウヒデオ]
1950年愛知県生まれ。絵本に『海の夏』(ほるぷ出版)(小学館絵画賞)、『うしお』(ビリケン出版)(JBBY賞)、『けんかのきもち』(文・柴田愛子)(日本絵本賞大賞)、『タケノコごはん』(文・大島渚/ともにポプラ社)(日本絵本賞)、紙芝居に『なぜ、おふろにしょうぶをいれるの?』(脚本・常光徹)(五山賞画家賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
29
婿をとることになった働き者のふく。ふくの婿には「うらやまの大石を庭まで持ってきた者」にすることを知った山奥の鬼。鬼は若い男に化けて大石を運び、ふくを連れ去る。そこへ隣家の兄さんが酒樽を背負って助けに!千里棒に乗って逃げる2人を、鬼が万里棒に乗って追ってくるところが新鮮だった。ととさまとかかさまに、「鬼は外、福(『ふく』とかけて)は内」豆まきをされ逃げていく鬼はちょっとかわいそう。ここでは、鬼は妖怪として解説されており、既に古代日本書紀や風土記にも登場しているそう。豆まきも室町時代からの風習だとか。2020/01/21
遠い日
12
節分の豆まきと鬼の関係を語る民話。違うバージョンの同じ話もあるので、つくづく再話と構成で印象が異なると感じます。2018/02/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
『紙芝居 なぜ、せつぶんに豆をまくの?』 https://bookmeter.com/books/694432 と同じような話でした。おふくが婿をとることになった経緯、助けに来てくれたあにさんと結ばれたことなど書かれています。2021/04/17
あおい
8
自慢の娘ふくの婿は裏山の大石を庭まで運んだ者。村の若者達が皆失敗したのをみた鬼が人に化けてやってきた…鬼は外福は内の由来を説くお話。福と娘の名前ふくがかかってる。2020/01/12
つき
8
おお、なるほど。福は内で「ふくは内」ね! ナルホドナルホド。解説読んで気がついた(笑)2018/02/06