出版社内容情報
むかし。人をばかして悪さをする狐がおった。そんな狐をたすけたわかものが、川のおくの一本松にむかうと……。「七夕」の由来話。
常光 徹[ツネミツ トオル]
野村 たかあき[ノムラ タカアキ]
内容説明
むかし。人をばかしてわるさをするキツネがおった。そんなキツネをたすけたわかものが、たに川のおくの一本まつにむかうと…。
著者等紹介
常光徹[ツネミツトオル]
1948年高知県生まれ。国立歴史民俗博物館名誉教授
野村たかあき[ノムラタカアキ]
1949年群馬県前橋市生まれ。1983年に木彫・木版画工房「でくの房」を開く。絵本に『ばあちゃんのえんがわ』(講談社絵本新人賞)『おじいちゃんのまち』(絵本にっぽん賞)(ともに講談社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はな
30
七夕の伝承。織姫と彦星とはまた違った良さがある。天女の羽衣を隠していた夫は不誠実な気もするけど…。瓜の実を食べてはならないという言いつけを破ってしまった夫、その瓜から溢れ出た水が天の川になったという。今も、七夕の夜に二人は会っているのでしょうか。2020/07/07
杏子
15
最初に悪さばかりするキツネが出てきて、若者に松の木にかかった羽衣のことを教えて…って展開になってきて、んんん???七夕伝説と羽衣伝説がミックスしたぞ!ちょっと変わったお話でした。でも全国的に分布するお話でもあるんですね!変わった話で面白かった。2017/07/20
ヒラP@ehon.gohon
12
事業所で読み聞かせしました。2021/06/23
マツユキ
11
図書館の七夕コーナーから。おばけ×行事ってどういうこと?織姫、牽牛ではなく、羽衣伝説というのは、初めて。隠しちゃダメだよ。女房を追い、天に向かう…。冒険、難題のあたりは楽しかったですが、可哀想というか、残念だなあ。絵もきれい。娘は、羽衣に憧れたようです。2019/07/07
雨巫女。@新潮部
11
《本屋》七夕の話と天女の羽衣をミックスしたようなストーリー。女房さんのお母さんが、旦那さん嫌うのも、わかるなあ。2017/05/23