内容説明
金沢東部署の刑事課長・比留は大ピンチ。アポ電強盗犯を取り逃して左遷が決定的に。同時期に出生の秘密を知ってしまった娘が家出してしまう。さらには駐在所警官殺しが発生して捜査に奔走するなか、県警内部の不正とも対峙することになり、公私ともにがんじがらめ。だが、次々に起こる事件は偶然ではなく、予想外に繋がっていく。県警幹部の圧力にも屈せず真実を追い続ける刑事の姿から目が離せない。『看守の流儀』で注目の著者による迫真の警察ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
52
この刑事を殺すのは誰だ。家族としても、組織の人間としても、不器用な生き方しかできないデビルと呼ばれる男。刑事課長・比留は追い詰められていた。いくつもの難局に逢着し、雁字搦めの彼が訴えるその正論は届かない。届かない正論、それは正義とならない…。県警の不正を知った比留は、幹部たちの圧力に屈してしまうのか。更に娘との重大な問題、秘密という爆弾。譲れることと譲れないこと、そして許せることと許せないこと、その境界が彼の中で曖昧となったとき、真相は指の隙間から零れ落ちていってしまうのだろう。比留の決断に固唾を呑む。2024/07/06
タツ フカガワ
51
石川県金沢東部署の刑事課長比留が抱える案件はアポ電強盗事件に、自転車の男性が死亡したひき逃げ事件、それに拳銃が奪われた駐在所警官殺害事件。県警本部が来て捜査本部が置かれるものの比留は捜査の外に追いやられる。そんななか比留の高校生の一人娘が家出する。これらすべてが最後に繋がっていくという警察小説で、多少粗さはあるもののテンポよく読み進んでいたら、残り70ページあたりで既読(それも1年半前)だったことに気が付いた。あ~情けない。2025/12/15
雪
42
著者の出身地である石川県が舞台の警察ミステリー。大都市圏の警察ものとは一味違い金沢の情緒あふれる雰囲気も感じられ、話の展開もスピード感があって面白かった。2026/06/09
小説を最初に書いた人にありがとう
42
城山真一作品は「看守の流儀」シリーズで出会いファンになったので、今作も手に取った。看守シリーズのような短編集もいいが、長編も読み応えあり。今後も読み続けたい2024/10/30
み
21
一気読み^ ^看守の…の作家さんだ、と手に。家族の問題と事件の絡みは、お話しだもんねって感じでしたが、ハラハラを楽しみました。比留さんは、この後どうされるのか気になります、2作目出ないかな?2024/10/20
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