内容説明
日本の旧石器時代から縄文時代にかけて、代表的な遺跡を50か所とりあげ、発掘調査によって浮かび上がってくる人びとの暮らしを明らかにしていきます。どんなところに住んでいた?何を食べていた?どんな道具を使っていたの?住まいとムラのようすは?さまざまな研究分野の専門家たちが登場し、考古学にかかわる仕事の魅力を語ります。
目次
旧石器時代(岩宿遺跡―群馬県みどり市;富沢遺跡―宮城県仙台市;港川フィッシャー遺跡―沖縄県島尻郡;西之台B遺跡―東京都小金井市;野尻湖遺跡群―長野県上水内郡 ほか)
縄文時代(大森貝塚―東京都品川区;三内丸山遺跡―青森県青森市;大平山元1遺跡―青森県東津軽郡;上黒岩岩陰遺跡―愛媛県久万高原町;葛原沢第4遺跡―静岡県沼津市 ほか)
著者等紹介
設楽博己[シタラヒロミ]
1956年群馬県生まれ。筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程(文化人類学専攻)単位取得退学。国立歴史民俗博物館考古研究部助教授、駒澤大学文学部教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科考古学研究室教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六花
1
見やすいレイアウト、フルカラー、ページ数の部分の細かな変化・・・いい意味で現代の本だなぁと思う。値段は少し張るが、紙質もよく、本棚に置く価値のある本だ。 この本の特によいところは、遺跡がテーマ別に紹介されている上、それぞれに大見出しが付いていて、非常によい構成であることが一点。もう一点は人名索引もあることだ。 児童書は要点をぎゅっと纏めてあるので、網羅的なテーマであれば下手な専門書よりも役立つ。2016/07/28
やま
1
旧石器・縄文時代編。写真が多く、見ていて楽しい。多くの遺跡が紹介されていて、時代の概要を知ることができます。研究者のコラムもあり、考古学を志した話もあって、若い人にもいい本だと思います。2013/11/19
のん@絵本童話専門
0
全国の旧石器・縄文時代の遺跡を一つ一つ見開きで紹介。そこの代表的な発掘物、発掘当時の写真や、再現模型など、ビジュアルでもよく理解できる。地図があるのも場所がぱっと分かって良い!一つ一つの遺跡までは詳しく知らなくてもいいかな…と思うかもしれないが、ざっとピックアップして見るだけでも時代全体を理解できそう。高学年〜2024/06/23