出版社内容情報
きのうもあめ。きょうもあめ。あそびにいけなくて、つまらない。でもぼくは、いいことをかんがえついた。おみせやさんをするんだ。ゆかに、ハンカチ 、コップ、クレヨン、はさみ、ボール……いろいろならべて、
「いらっしゃい。いい もの うりますよ。だれにでも うりますよう。」
するとね、すずめがやってきて、「ハンカチ くださいな。ピチチ。」
つぎにやってきたのは?
おみせやさんにやってくるお客さまは、それぞれにちょっぴり不思議で個性的。雨の日の子どもの心情をみずみずしく描いた作品です。
1992年初版の『おみせやさん』の改訂新版。改訂新版よりあとがきが追加されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
25
小さい頃、外に行けない雨の日は、こんな風にお店屋さんごっこをしたなあーと懐かしくなりました。2024/07/11
ヒラP@ehon.gohon
14
雨が降るから外に出られな坊やが思いついたお店屋さんごっこです。 一人ですが、想像の中で遊ぶ心って、懐かしくて、素朴で、とても大切な世界のように思いました。 雨にぬれたすずめへの愛情、雨をためてお酒のように飲むのだというユーモア、雨を受け入れる姿勢、とても素直で心地よい世界でした。2023/12/13
メープル
12
娘に読み聞かせ。雨が降ってきて外に遊びにいけない男の子が、おうちでおみせやさんごっこ。色々な、どうぶつがお店にきて…。気持ちもどんどん明るくなってく。角野栄子さんのお話やっぱり好きだなぁ。2024/01/26
ヒラP@ehon.gohon
10
C事業所で読み聞かせしました。2023/11/30
asisa
1
雨の日、ぼくは、おみせやさんをすることを考えついた。床にハンカチ、コップ、クレヨンなどを並べて、「いらっしゃい。いいもの売りますよ。だれにでも売りますよう」と言うと…。雨の日の子どもの心情をみずみずしく描いた絵本。#2024年2月MOE紹介本2024/05/20