出版社内容情報
そうべえたち4人が気球に乗ってたどりついたのは南の島。親切なきじむなーに助けられたが、そうべえたちは思いのままに大あばれ!とざいとうざい。そうべえといつもの3人が集まってたき火をしているうちに気球をつくることに。南の国へ向かったが燃やすものがなくなり、危機一髪!きじむなーに助けられるが、すぐに役人に見つかって牢屋へ……。
たじま ゆきひこ[タジマ ユキヒコ]
著・文・その他
内容説明
「じごくのそうべえ」シリーズ誕生40年。海をわたっていざ南の国へ!
著者等紹介
たじまゆきひこ[タジマユキヒコ]
田島征彦。1940年、大阪府堺市に生まれる。高知県で少年時代を過ごす。絵本に『祇園祭』(第6回世界絵本原画展金牌受賞)、『じごくのそうべえ』(第1回絵本にっぽん賞受賞)、『はじめてふったゆき』(竹内智恵子・共作/1989年ライプチヒ国際図書デザイン展銀賞受賞)、『てんにのぼったなまず』(第11回世界絵本原画展金牌受賞)、『ふしぎなともだち』(第20回日本絵賞大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
『そうべえ』シリーズ。今回は沖縄へ!関西弁と沖縄の方言がいい感じ。きじむなーは、沖縄の木々にすむ精霊。 【SDGs8 働きがいも経済成長も(仕事 職業 大道芸人・お笑い芸人)】2021/03/14
舟江
16
そうべえが透明人間になるくだりは、龍樹菩薩の日本版のようであった。「きじむなー」とは妖怪の名前だが、昼間はカジュマルの木の中におり、魚の目しか食べないという恐ろしく行儀の良いそして心優しい妖怪だ。是非現地に行ってみたいと思う。hahaha…2018/07/01
杏子
12
図書館の新刊コーナーにて。2018/08/02
ヒラP@ehon.gohon
11
「じごくのそうべえ」で、そうべえと仲間たちの破天荒を知っている人ならば、なるほどと思える展開ではあります。 絵の中にパロディを持ち込んだり、沖縄の方言を取り入れたり、はたまた女の人が目をおおうような恥ずかしいところを取り入れたり、至れり尽くせりのお話ですが、ちょっと子どもにはハイグレードかと思いました。 きじむなーの優しさと、沖縄の人の温かさに助けられながら、そうべえさんたちがその事を解っていないところが、この絵本の凄さです。2018/08/02
izw
10
大好きで何度も読んだ「じこくのそうべえ」のシリーズだ、と思い、思わず手に取りました。「きじむなー」とは沖縄にいる心のやさしい妖怪。なんで沖縄? は、読んでのお楽しみです。「じごくのそうべえ」に続く「そうべいごくらくへゆく」までは読んだと思いますが、そのあと3作出版されているらしい。今度読んでみます。2018/10/04