出版社内容情報
そうべえたち4人が気球に乗ってたどりついたのは南の島。親切なきじむなーに助けられたが、そうべえたちは思いのままに大あばれ!とざいとうざい。そうべえといつもの3人が集まってたき火をしているうちに気球をつくることに。南の国へ向かったが燃やすものがなくなり、危機一髪!きじむなーに助けられるが、すぐに役人に見つかって牢屋へ……。
たじま ゆきひこ[タジマ ユキヒコ]
著・文・その他
内容説明
「じごくのそうべえ」シリーズ誕生40年。海をわたっていざ南の国へ!
著者等紹介
たじまゆきひこ[タジマユキヒコ]
田島征彦。1940年、大阪府堺市に生まれる。高知県で少年時代を過ごす。絵本に『祇園祭』(第6回世界絵本原画展金牌受賞)、『じごくのそうべえ』(第1回絵本にっぽん賞受賞)、『はじめてふったゆき』(竹内智恵子・共作/1989年ライプチヒ国際図書デザイン展銀賞受賞)、『てんにのぼったなまず』(第11回世界絵本原画展金牌受賞)、『ふしぎなともだち』(第20回日本絵賞大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cinejazz
19
〝 気球に乗って、暖かい南の国へ向かう <軽業師のそうべえ> <山伏のふっかい><歯ぬき師のしかい><医者のちくあん>の四人連れは、途中で燃料がなくなって海に真っ逆さま❢・・・。 助けてくれたの琉球王国の心優しい<きじむなー>だったが、四人は悪戯のやりたい放題で<きじむなー>の怒りにふれてしまうのだった・・・〟琉球の時代の沖縄を舞台に、地元の人たちの優しさにほだされる、そうべいたちの冒険絵巻。2025/06/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
『そうべえ』シリーズ。今回は沖縄へ!関西弁と沖縄の方言がいい感じ。きじむなーは、沖縄の木々にすむ精霊。 【SDGs8 働きがいも経済成長も(仕事 職業 大道芸人・お笑い芸人)】2021/03/14
舟江
17
そうべえが透明人間になるくだりは、龍樹菩薩の日本版のようであった。「きじむなー」とは妖怪の名前だが、昼間はカジュマルの木の中におり、魚の目しか食べないという恐ろしく行儀の良いそして心優しい妖怪だ。是非現地に行ってみたいと思う。hahaha…2018/07/01
杏子
12
図書館の新刊コーナーにて。2018/08/02
ヒラP@ehon.gohon
12
「じごくのそうべえ」で、そうべえと仲間たちの破天荒を知っている人ならば、なるほどと思える展開ではあります。 絵の中にパロディを持ち込んだり、沖縄の方言を取り入れたり、はたまた女の人が目をおおうような恥ずかしいところを取り入れたり、至れり尽くせりのお話ですが、ちょっと子どもにはハイグレードかと思いました。 きじむなーの優しさと、沖縄の人の温かさに助けられながら、そうべえさんたちがその事を解っていないところが、この絵本の凄さです。2018/08/02