出版社内容情報
はがきを切ったり、折ったりして、弱い紙でも形を工夫すると強くなる。力学の原理を教える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
92
紙の橋。おかねを4このせたらおちた。2枚で6こ。折ると38こまで大丈夫。コ型に折って、ふせたら38こ大丈夫。逆向きにしたら27こでおちた。つよい形とよわい形があることが分かった。あとがき「誰でも知っており、てにすることができる紙とそれが作る形というみちかなものを対象、題材にすること。まったく同じもの,同じ材料がそのおかれた状態、周囲との関係によって全く異なった性質、機能に転化する。めでみえる具体的な物体の性質でなくうちにかくされてみえないふしぐな作用、力学。手や目をつかいたしかめるという実験とその利用。」2013/09/19
s-kozy
68
【本棚の絵本をまた読んだ】かこさとしさんの「かがくの本」の中の一冊。力学に触れることができる分かりやすい傑作。「条件をかえると機能も変る性質も変る」んですよね。かこさとしさんはスゴイですね。2016/01/18
s-kozy
46
かこ・さとしさんの絵本で一番好きなやつです。2018/05/07
ochatomo
14
全ひらがな(4~8歳対象) 紙を重ねたり型折りすると強くなる実証実験 それを建造物の鉄鋼へとつなげるところが素晴らしい あとがきで企図として、身近なものを題材に、同じ材料が状態によって異なった性質に転化することで、力学という抽象的な姿の片鱗を示し、実験と利用実用面を結びつけることを挙げる 初版1968年 新版1988刊2019/04/01
けんちゃん
12
かこさとし・かがくの本3冊目。これはいわゆる力学のお話。半分に切ったハガキが「強くなる」には、どうすればいいか?身近にあるもので、基礎を知り、生活全般に応用していく。は〜んなるほど!とうなづいてしまいました。こんな風に科学に接していたら、もう少し理科の時間が楽しかったかも。かこさとしさんのお話って、聞いてみたいです。2010/10/08