出版社内容情報
ぼくの弟はまだ二歳。とことこ歩くけど、よくしゃべれない。ぼくは弟がきらいで、すき！ SLA選定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chuck
12
昨晩、息子が寝る前に持ってきたので読み聞かせ。小さなお兄ちゃんの、あまりに素直な気持ちに、途中（泣きそうになって）声が震えた。歳を重ねてから読む絵本。全然侮れない。2017/08/06
ごんたろう
8
僕には2歳の弟がいる。弟は母親に甘える。父親は弟に甘い。弟が玩具をほしがるが、僕だって譲りたくはない。弟はよく泣く。父母は、食事のマナー等、僕には厳しいが弟には甘い。親はどうしても下の子に合わせて生活をする。上の子にとってはこの状況をどう受け止めてよいか分からない。親が子どもに合わせて演じているということに気づいたからだ。しかもその演じる役を上の子にも求めてくるから困惑する。甘ったるい言葉と、厳しい言葉が交差する。そんなに急に切り替えられないというのが本音だ。本書は、兄の目線で兄の心境がよく描かれている。2015/12/27
まみ
8
次男が２歳のうちに長男に読み聞かせようと思っていた絵本。ごはんを手で食べたり、散歩していても寄り道ばかりしてなかなか進まなかったり・・・「弟」のやることなすことまるっきり次男みたいだし、それに対する両親の対応も心当たりのあるものばかり。おもちゃのＳＬを取り合いしているところなんてそっくりで笑ってしまいました。小さくて甘えん坊の弟も、甘やかすとうさんもかあさんも大嫌い！ でも叱らないであげて、僕の大事な弟なんだから。上の子の複雑な心境が描かれています。2010/03/28
いっちゃん
7
上の子ってそうなんやろうね。そうか、お父さんお母さんも、まとめて嫌いか。正直で可愛いお兄ちゃん、お父さんもギューッてしたくなるやろな。2017/09/26
遠い日
6
『ちびねこミッシェル』の続編かな？同じぼくがおにいちゃんで登場する。弟ができたぼく。弟を巡る家族の態度や、ぼくへの対応にいちいち反応してしまうぼく。好きと嫌いがくるくるぐるぐる。複雑に絡まる気持ちに、自分がふりまわされて疲れるぼく。嫌いで好き。好きだけど嫌い。そんなおにいちゃんの素直な気持ちが、愛おしい。2014/10/03
