出版社内容情報
こぎつねキッコは、人間の子どもたちのいるようちえんへ行きたくてしかたがありません。 JLA選定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
102
変に狙ったところのないシンプルなお話。こぎつねのキッコは人間の幼稚園をうらやましそうに見ていました。夏休みになって誰もいない幼稚園に毎日遊びに行ってみんなが来る前にはお掃除したりお飾りしてあげたり。直接関わることできないけど通じている気がしました。この絵を描いた梶山俊夫さん、きつねや、日本の山のある風景とかとても優しい感じの絵を描く方だなと思います。気付けばきつねとたぬきばかり書いてる気がします。2018/11/02
しぃ
12
こっそりと幼稚園を見に行くこぎつねのキッコ。ずっと隠れて見ていただけだったけど、休みの間だれもいなくなった幼稚園に忍び込んで一人遊ぶ姿がなんともいじらしい。もうすぐ子どもたちが戻ってくるというある日にキッコがしたことが可愛すぎる。ほのぼのした可愛いお話です。2016/03/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
小さな幼稚園の裏山に住むこぎつねのキッコは、母さんと幼稚園をこっそり覗くのが好き。でも夏休みになると子どもたちが誰も来なくて・・・そこでキッコは自由に幼稚園で遊び始める…。2022/06/30
刹那
10
幼稚園に憧れるこぎつねキッコ(^ー^)ほのぼのでした。2012/11/05
わむう
8
山の幼稚園の園児たちがいつも園庭で遊んでいるのを羨ましく見ていたこぎつね。園児たちが遠足に行った日にチャンスだと思い、日頃からしたかった砂場でトンネル作りやブランコ乗りに挑戦します。次の日、園児たちは誰かが遊んでいた気配を感じて「もしかしてきつねかな?」と想像するのが微笑ましい。いつか一緒に遊べるといいね。2015/10/05