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出版社内容情報
中国歴代皇帝のなかでも屈指の名君、唐の太宗と家臣との対話集『貞観政要』。いにしえの名著が現代の新定番として生まれ変わる。中国歴代皇帝のなかでも屈指の名君、唐の太宗と、彼の家臣たちとの対話集『貞観政要』を、現代の経営的観点から読み解いた一冊。
『貞観政要』は帝王学の教科書として、古来より長きにわたって読み継がれてきた。徳川家康も愛読したと言われており、指導者としてのあり方や組織の活性化、人材育成についてなど、リーダーに必要な教訓であふれている。
中国古典研究者にして慶應義塾大学名誉教授の竹内良雄と、その弟子・川崎享(株式会社エム・アイ・ピー代表取締役社長)が、現代のリーダーに向けて100篇を選出。明解かつ実践的な解説により、いにしえの名著が現代の新定番としてここに生まれ変わる。
1 リーダーとしての度量
2 人の声に耳を傾ける
3 人財を徹底して活かす知恵
4 引き際の美学を求めて
竹内 良雄[タケウチ ヨシオ]
著・文・その他
川崎 享[カワサキ アツシ]
著・文・その他
内容説明
時を超えて浮かび上がる「名君」の優れた実像。『貞観政要』に学ぶリーダー哲学。
目次
1 リーダーとしての度量(君たるの道は、必ず須く先ず百姓を存すべし。(君道第1 第1章)
其の身を傷るは外物に在らず。皆、嗜欲に由りて、以てその禍を成す。(君道第1 第1章) ほか)
2 人の声に耳を傾ける(惟だ君臣相遇うこと、魚水に同じきもの有れば、則ち海内、安かる可し。(求諫第4 第2章)
明主は短を思いて益々善に、暗主は短を護りて永く愚なり。(求諫第4 第3章) ほか)
3 人財を徹底して活かす知恵(法、失う所有れば、卿能く之を正す。朕、何ぞ憂えんや。(論公平第16 第3章)
朕、毎に前代の帝王の善き者を慕う。卿等も亦、宰相の賢なる者を慕う可し。若し是の如くならば、則ち栄名高位、以て長く守る可し。(論公平第16 第4章) ほか)
4 引き際の美学を求めて(夫れ大臣に委ねるに大体を以てし、小臣を責むるに小事を以てするは、国を為むるの常なり。治を為すの道なり。(論礼楽第29 第9章)
夫れ音声、豈に能く人を感ぜしめんや。歓ぶ者之を聞けば則ち悦び、憂うる者之を聴けば則ち悲しむ。(論礼楽第29 第12章) ほか)
著者等紹介
竹内良雄[タケウチヨシオ]
昭和20(1945)年8月、東京都生まれ。東京都立大学大学院中国文学科修士課程中退。慶應義塾大学、法政大学、学習院大学、中央大学等での非常勤講師、慶應義塾大学経済学部教授(中国語)を務め、慶應義塾大学名誉教授
川崎享[カワサキアツシ]
昭和40(1965)年4月、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、ミシガン州立大学大学院史学修士課程修了(中国研究・国際政治)。電機メーカー及びコンサルティング会社の役員を経て、平成25(2013)年5月より日本製造業の一業種一社による異業種集団であるNPS研究会を運営する株式会社エム・アイ・ピー代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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