出版社内容情報
ドイツに対する過大な賠償請求はヨーロッパ秩序の崩壊につながるとして反対したケインズの卓見を、1922~32年の諸記録ー論文、覚書、投書、書簡等ーを通して再現する。
内容説明
第1次大戦後、ドイツに対する過大な賠償請求に断固反対しつづけたケインズ。10年間にわたる活動記録を集大成。
目次
第1章 マルクの衰退
第2章 新政府、決着への新たな試み
第3章 ある親友との交信
第4章 ルール問題の行き詰り
第5章 休息期―ドーズ案
第6章 最終決着の模索―ヤング案
第7章 それはいかに終結したか