出版社内容情報
経済学の分野では、近年、これまでの市場中心から非市場的な世界へと関心の対象が広がってきている。本書は、この分野の国際的権威が書き下ろした最も信頼できるテキスト。
内容説明
近年、先進資本主義国家の多くで、政府および政府関連部門による支出がGNPの半分近くあるいは半分以上を占めるようになった。当然経済学も、今までの市場中心から非市場へ関心の対象を拡げなければならなくなる。このような背景をもとに、最近「公共経済学」への期待が大いに高まっている。本書は、大学で経済学を学ぶ学生を主な読者対象としているが、経済学以外の、たとえば政治学や行政学を勉強している人たちにも、ぜひ読んでもらいたいと思っている。
目次
序章 公共経済学とは
第1章 基礎的諸概念と完全競争市場
第2章 外部性
第3章 外部性の内部化方策
第4章 公共財
第5章 準公共財
第6章 所得分配
第7章 公共選択