オーシャン・メタル―資源戦争の新次元

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オーシャン・メタル―資源戦争の新次元

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492762103
  • NDC分類 558.4
  • Cコード C3033

内容説明

21世紀の主戦場は「海」!何が中国を尖閣諸島に向かわせるのか。

目次

第1章 陸上資源の限界と次のフロンティア、深海底資源
第2章 深海底における日本の保有資源、どこに、何が?
第3章 深海底資源、始まったオーシャン・メタルの時代
第4章 オーシャン・メタルでクリティカル・メタル自給、その経済性評価は?
第5章 技術優位性確保戦争
第6章 深海底資源・エネルギーと海洋安全保障
第7章 2030年、資源大国を目指し、新海洋産業創出を急ごう
第8章 海洋再生可能エネルギー産業育成を急げ

著者等紹介

谷口正次[タニグチマサツグ]
1938年東京都生まれ。60年、九州工業大学鉱山工学科卒業。同年、小野田セメント(株)入社。87年、資源事業部長に就任、96年、(株)秩父小野田専務取締役、98年、太平洋セメント(株)専務取締役、2001年、屋久島電工代表取締役。その後、国際連合大学ゼロエミッション・フォーラム産業界代表理事・千葉商科大学客員教授等を経て現在、資源・環境ジャーナリスト(講演・執筆活動)。他にNPO法人ものつくり生命文明機構理事。サステナビリティ日本フォーラム理事。サステナブル・インベスター顧問、クラブ・エコファクチャー理事等も務める。専門は資源・環境論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

9
ちょっと古い本だが日本が海底資源に恵まれていこと、海洋資源の国際的な争奪戦が熱くなっていることに驚いた。中国は三戦で海洋進出を進めているが、それに日本はどう対抗するのかが課題。なお、「排他的経済水域は最大三百五十海里まで延伸できる」という記述は大きな間違い。延伸できるのは大陸棚である。また、UNCLOSをUNICLOSとする間違いも見られ、こういった点は残念。2015/09/26

壱萬弐仟縁

5
門外漢なりに、メタン・ハイドレートという用語だけは辛うじてどこかで仄聞した。日本近海深海底に日本の天然ガス消費量約百年分埋蔵しているという(27ページ)。国連海洋法条約は世界の海の憲法との位置づけ(84ページ)。福一原発からの汚染水が海の憲法違反ではないかと改めて思う。EEZでの沿岸国の権利は経済的、科学的、環境保護に関するものに限定(172ページ)。条件付き権利なら、条件付き義務。EEZ圏外に汚染水を越境させてしまっては、諸外国に多大なる迷惑となるのは今後見えており、国際海洋法裁判所のお世話になるかも。2013/01/23

柏原 輝彦

0
マーカス海嶺域、マゼラン海山域、マーシャル諸島海山域、中部太平洋海山域、ライン諸島海山域、ウェーク海嶺域。第二白嶺丸はBMSを駆使して大陸棚延伸申請に貢献し、日本はEEZ世界6位になった。2016/03/27

Emkay

0
著者は元秩父小野田専務。おもしろかった。もっとけれんみを出せば、かなり売れた本だっただろう。海底に眠っているオーシャン・メタルは陸上でとれるものより品位性が高く、産業機械や自動車などの主要部品として不可欠。排他的経済水域と領海を合わせた面積では、日本は世界第6位。著者の問題意識は、このポテンシャルを日本が有効活用していない点にある。しかし、中国とアメリカの海洋資源に対するアプローチの解説の方が興味深かった。中国は「太平洋を第二列島線より東は米国、西は中国が支配すればよいといった考えらしい」と著者は書く。2013/02/14

スプライト

0
世界の海洋資源開発の最新情報。これは良いが、情報の羅列で面白味に欠ける。2013/09/29

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