スチュワードシップとコーポレートガバナンス―2つのコードが変える日本の企業・経済・社会

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スチュワードシップとコーポレートガバナンス―2つのコードが変える日本の企業・経済・社会

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492733219
  • NDC分類 335
  • Cコード C3033

出版社内容情報

スチュワードシップとコーポレートガバナンスの2つのコードが一体となり促す日本企業の改革。何が起こり、どこに向かうのかを示す。

企業と投資家との関係が大きく変わろうとしている。2014年2月に金融庁により「日本版スチュワードシップ・コード」が制定された。そして8月に今度は経済産業省が「持続的成長への競争力とインセンティブ――企業と投資家の望ましい関係構築」プロジェクトの最終報告「伊藤レポート」を公表した。そして現在再び金融庁によって「日本版コーポレートガバナンス・コード」の制定が目論まれ、2015年2月の制定に向けて議論が活発に行われている。
これら3つプロジェクトは、資本市場にかかわるすべての関係者・関係機関、いわゆるインベストメント・チェーン全体に今後大きな影響を与える可能性がある。
これらのコードのポイントが、「Comply or Explain(遵守せよ、そうでなければ説明せよ)」の理念だ。
ソフトロー下における原則主義と実質主義の採用が機関投資家と上場企業にさまざまな未体験の重い課題への対応を迫る。
☆機関投資家の役割は、投資先企業の長期企業価値の向上を促すことによる収益の最大化。ショート・ターミズム(短期主義)に陥ることのない、企業との「高質な対話」と適切な議決権行使が求められる。
☆企業に求められるのは、持続的成長と中長期的な企業価値の向上策の提示と実行。ROE(自己資本利益率)の最低水準は8%。5%を下回る企業のトップ選任にはイエローカード。
☆独立社外取締役は複数に。大企業では1/3以上選任への対応が必要に。任意であっても指名・報酬委員会の設置が強く求められる。
☆政策投資株式(持ち合い)についても説明が必要に。ESG・非財務情報の開示も求められる。
☆企業はガバナンス体制について「ひな型的記述」を行うことはもはや認められない。

はじめに
第1章 インベストメント・チェーンと説明責任の輪
第2章 英国のコーポレートガバナンス
第3章 過度なショート・ターミズムの克服を目指したケイ報告書の意義
第4章 日本版スチュワードシップ・コードと伊藤レポート
第5章 企業価値向上のイメージを描写する情報開示
第6章 経営者とのスチュワードシップ関係を追求する機関投資家像
第7章 ESG投資とそれをプロモートするアセット・オーナーの存在
第8章 取締役会評価の時代

【著者紹介】
北川 哲雄(キタガワ テツオ)
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授
1975年,早稲田大学商学部卒業,同大学院修士課程修了後,中央大学大学院博士課程修了.博士(経済学).野村総合研究所およびモルガン信託銀行(現 JPモルガン・アセット・マネジメント)調査部等においてアナリスト・調査部長を経験ののち,現在,青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授.
主要著書に,『アナリストのための企業分析と資本市場』(東洋経済新報社,2000年),『資本市場ネットワーク論 ―IR・アナリスト・ガバナンス』(文眞堂, 2007年),『 IRユニバーシティ』(国際商業出版, 2010年),主要共編著に『企業価値向上のための IR経営戦略』(東洋経済新報社, 2004 年),『証券アナリストのための企業分析(第 4版)』(東洋経済新報社,2013年),がある.

目次

第1章 インベストメント・チェーンと説明責任の輪
第2章 英国のコーポレートガバナンス―Comply or Explainという賢者の知恵
第3章 過度なショート・ターミズムの克服を目指したケイ報告書の意義
第4章 日本版スチュワードシップ・コードと伊藤レポート―それらの意義と期待される成果
第5章 企業価値向上のイメージを描写する情報開示
第6章 経営者とスチュワードシップ関係を追求する機関投資家像
第7章 ESG投資とそれをプロモートするアセット・オーナーの存在
第8章 取締役会評価の時代―究極のコーポレートガバナンス

著者等紹介

北川哲雄[キタガワテツオ]
1975年、早稲田大学商学部卒業、同大学院修士課程修了後、中央大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。野村総合研究所およびモルガン信託銀行(現JPモルガン・アセット・マネジメント)調査部等においてアナリスト・調査部長を経験ののち、現在、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

3
英国発祥のスチュワードシップとコーポレートガバナンスについて、その発生・進化を解説した一冊。日本版スチュワードシップコードについては中身もある程度解説されているが、出版時期の関係から、日本版コーポレートガバナンスコードについてはほとんど解説されていない。それでも、スチュワードシップの本当の意味とは何か、ESG投資の意義とは、取締役会報告の現状とはなど、英国流のコーポレートガバナンスの発展・進化の様子がよく理解できる良書。惜しむらくは、共著なので章によるクオリティに差があることが残念。★★★★☆2015/07/15

Fige

2
中村直人弁護士曰く、20年前にコンプライアンス(法令遵守)が日本に来た時「コンプライアンスで飯は食えない」と言われたが、今では空気のように当たり前になっている、同じようにコーポレートガバナンスコードも証券取引所により上場企業に組み込まれた以上、5年もすれば意識することなく溶け込むだろう。本書は英国スチュワードシップの考え方を紐解き、企業と投資家のあるべき協働関係を示している。コポガバとは、法令により「やらされる」のではなく、企業自らが自分の言葉で考え実践することこそ真価を発揮するもの。2015/07/17

uryutalk

1
若干古いけど、昨今のESG投資の高まりの背景を理解するにはもってこいの良書。実務でCSRやってるとついついコーポレートガバナンスの解釈を広く取りがちだけど、明らかに間違っていることに気付かされました。ちゃんと勉強はするもんだな。2017/02/13

kurosuke

1
昨今話題のコーポレートガバナンスコード、スチュワードシップコード、伊藤レポートの考え方を整理した本。理論的な部分は読みづらかったものの、エンゲージメントをなぜ促進させるべきなのか、長期投資のために必要なESG情報の在り方、取締役会の評価、特に外部評価の必要性はナルホドと思いました。本件は引き続き情報収集と理解を深めるべき事項とします!2015/04/18

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