国債リスク―金利が上昇するとき

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国債リスク―金利が上昇するとき

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492733097
  • NDC分類 347.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

アベノミクスで国債暴落の可能性は”ほんの少し”高まった。その変化にこそ投資家は注意すべきだ。国債市場の将来を冷徹に分析。

本書は、アベノミクスが日本国債の将来にどのような影響を与えるかを考察しています。著者の大胆予測によると、「10~20年後、国債暴落はおよそ3%の確率で起こる」。こうした数値は、金融市場の専門家の間では「通常の確率分布では発生しないリスク」とみなされます。ただし、アベノミクスによって、この「通常は発生しないリスク」の発生確率が、以前よりほんの少し上昇したのではないか、と著者は見ています。なぜ、国債がこれまでとは違う局面を迎えたと考えているのか。本書は日本経済やグローバル経済の変化を基に、そのわけを探っていきます。
表面は平穏でも、徐々に変化が始まっている国債市場。「国債に頼った運用を続けていていいのか?」--金融機関や年金の運用担当者は、もしも価格下落が始まったら、その初期で売らなければ損失が拡大してしまいます。国債市場の変調は住宅ローン金利の上昇や円安の進行など、日本経済全体にも大きな影響を及ぼします。国債は、実は投資家のみならずすべての人々に関連が深いテーマなのです。

序章  「国債暴落」は本当に起こるのか?

第?T部 国債の過去から現在

第1章 日本はなるほど金余り
第2章 「個人金融資産1500兆円」の幻想
第3章 見えない徴税システム
第4章 デフレが国債を支えている

第?U部 国債の未来

第5章 財政赤字は続けられるか  
第6章 日本経済を巡る誤解 
第7章 国はどのようにして借金を踏み倒すのか
第8章 アベノミクスは国債の将来をどう変えるのか

【著者紹介】
森田 長太郎(モリタ チョウタロウ)
証券会社 金利ストラテジスト
SMBC日興証券チーフ金利ストラテジスト。1988年慶應義塾大学経済学部卒業。日興リサーチセンター、日興ソロモン・スミス・バーニー証券、ドイツ証券、バークレイズ証券を経て2013年8月から現職。主にストラテジストとして、通算20年以上にわたって日本の国債市場に関わる業務に従事。

内容説明

暴落の予兆をどう見極めるか。日本国債の6つの将来シナリオを大胆予測。

目次

「国債暴落」は本当に起こるのか?
第1部 国債の過去から現在(日本はなるほど金余り;「個人金融資産1500兆円」の幻想;見えない徴税システム;デフレが国債を支えている)
第2部 国債の未来(財政赤字は続けられるか;日本経済を巡る誤解;国はどのようにして借金を踏み倒すのか;アベノミクスは国債の将来をどう変えるのか)

著者等紹介

森田長太郎[モリタチョウタロウ]
SMBC日興証券チーフ金利ストラテジスト。1988年慶應義塾大学経済学部卒業。日興リサーチセンター、日興ソロモン・スミス・バーニー証券、ドイツ証券、バークレイズ証券を経て2013年8月から現職。主にストラテジストとして、通算20年以上にわたって日本の国債市場に関わる業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュール

6
日本の財政状況を理論的に、わかりやすく解説。 さてではどうする。2017/12/25

駒場

5
「日本国債はやばい」「日本国債に問題はない」とメディアじゃ両方見る論調ですが、民放の枠をたかだか十数分割いたところで表面的な議論しかできないし、そもそもデータも出さない印象論が飛び交っている。そのような論に対してひとつひとつデータを用いて説明をくわえようとする本です。かなり一般向けに噛み砕いて書いており、高等な数学などは一切必要ないので、もしかしたら高校生くらいでも読めるかも2014/07/26

telephone

4
難しくテーマだが、極論に偏らず書かれている。専門知識なしでも何とか理解できたような気がする。2020/01/20

ペンギン伊予守

3
インプリケーションがな(ry2014/09/25

Uz あなぐま

2
2014年の出版だが参考になった。国債消化についての状況を整理し、断定や極論を避けて、起きうる事態の可能性について考えていく。近年のコロナとウクライナ戦争という大きな変化は著者が「有事がインフレのきっかけになる」と話した仮定に当てはまりそうだ。財政破綻やハイパーインフレの確率はまだ低いと考えられるが、テールリスクと捉えて保険的な備えはあって然るべきだろう。日本の財政破綻が起きれば世界経済にも混乱が拡がるとしているが、世界における日本経済の存在感が小さく感じられる点は当時との違いと言えそうだ2022/10/20

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