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投資家よ、騙されるな!ウォール街欺瞞の血筋

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  • サイズ B6判/ページ数 488p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492732014
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3033

内容説明

1990年代末のIT株ブームのなかで、ウォール街では過去最大の詐欺が行われていた。一般の投資家はこれにより文字通り何十億ドル―多くの場合は生涯貯蓄―を失ったのである。そのカラクリは、株式調査アナリストが根拠なく楽観的な格付けをし、同じ証券会社がその企業からお返しに投資銀行取引をもらうというもので、そこで何億ドルという不正な利益が生み出されていた。本書は、この事件を最初に報道した記者が、強欲、傲慢、腐敗に満ちたウォール街の内幕を描き切ったノンフィクションである。

目次

罪深き職業・証券アナリスト
封印されたスキャンダル
「あいつは面倒を引き起こすぞ」
ネットの女王
ザ・ブロビエイター
カモ
ブロジェット、ウォール街を去る
女王の没落
途方に暮れたジャック
出遅れた監督当局
偶然の司法長官
そして壁が崩れ落ちる
証人台のジャック
利益相反の広がり―格上げと幼稚園
ウォール街の戦いは終わらない

著者等紹介

ガスパリーノ,チャールズ[ガスパリーノ,チャールズ][Gasparino,Charles]
『ニューズウィーク』シニアライター。ミズーリ大学ジャーナリズム学部卒業。『ウォールストリート・ジャーナル』記者を経る。2002年に特ダネ報道でピューリッツァー賞候補になったことがあり、ウォール街の株式調査に関するスキャンダル報道でニューヨーク新聞協会最優秀賞を受賞した。妻とともにニューヨーク在住

田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京銀行(現東京三菱銀行)に入行後、調査部、ロンドンおよびニューヨーク支店等の勤務を経て、関東学園大学経済学部教授。東京外国語大学英米語学科および東京都立大学経済学部卒業。専門は国際金融論
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

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21世紀の始まりを華々しく飾ったITバブル崩壊において、そこで最大のショーを繰り広げた役者である株式アナリストたちを中心にした本書。それまでウォール街では影の薄かったアナリストが、一躍ロックスターのごとくに世間にちやほやされ、栄光の階段を駆け上がって莫大な富を手に入れ、それと同じくらいの勢いで没落していく様は本当にすさまじい。2008年から続く金融恐慌も、格付け機関による証券の格付けが原因の一端を担っていた。ITバブルでも同じようなことが起こっていたのであると、本書を読むと良く理解ができる。2011/08/06

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