出版社内容情報
証券化のリスクはどこにあったのか。証券化をコーポレートファイナンスと捉える大胆な仮説により見えてくる証券化の本質。不動産証券化を例に警鐘を鳴らす。
内容説明
「証券化はアセットファイナンスかコーポレートファイナンスか」という問題意識から、リスクの所在と対応、オフバランス化の是非について追究。証券化のリスクの本質に迫る。
目次
序章 はじめに
第1章 証券化は事業を行なうための一形態
第2章 証券化のリスクは役務提供者の業務能力と信用力にある
第3章 役務提供者による役務提供責務の価値のB/S計上
第4章 証券化を考える3つの視点―不動産の証券化を対象にして
第5章 既存物件の証券化―役務提供者の関与と不動産価値への影響
第6章 開発型の不動産証券化―役務提供者の関与と開発事業への影響
終章 おわりに
著者等紹介
三国仁司[ミクニヒトシ]
1951年生まれ、石川県出身。1976年4月日本長期信用銀行入行。以後主として為替ディーリング、デリバティブ、商品開発を担当。1988年12月より資産証券化業務に従事。1990年5月より資産証券化チームのリーダー、証券化商品組成の実績・経験を持つ。日本ランディック株式会社(出向)、長銀総合研究所入社、日本格付研究所(ABS格付担当)を経て、現在、株式会社福岡キャピタルパートナーズ専務取締役。西日本商事株式会社代表取締役。この間、2002年4月~2007年3月中央大学専門職大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール)客員教授、2003年4月~2007年9月専修大学大学院経済学研究科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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