出版社内容情報
銀行システムはもう安全だ、なんてまっかなウソだ。銀行界の常識を次々と論破し、欧米で話題沸騰となった衝撃作、待望の翻訳刊行。
欧米の金融関係者の間で大きな話題を呼んだ
The Bankers' New Clothes の翻訳、ついに刊行!
銀行システムはもう安全だ、なんてまっかなウソだ。
業界専門家の主張を次々と論破して、いまの銀行の
本当の姿をあぶり出す。
●学者、メディア、ベストセラー著者、政策担当者がこぞって絶賛
・著者の1人、アドマティはTIME誌の最も影響力のある100人(2014年)に選出!
・ウォールストリートジャーナルの2013年ベストノンフィクションに選出!
・フィナンシャルタイムズの2013年ベスト経済書に選出!
・ニューヨークタイムズ、エコノミストほか、数多くの一流メディア書評で激賞!
・ユージン・ファーマ、ケネス・アロー、トマス・サージェントなどのノーベル経済学賞受賞者が推薦!
・ケネス・ロゴフ(国家は破綻する)、サイモン・ジョンソン(国家対巨大銀行)などベストセラー著者も推薦
・ボルカー(前FRB議長)、キング(前イングランド銀行総裁)などの実務家も推薦!
●銀行規制に関する争点を網羅。
もうこれ以上専門家にだまされないように、一般読者向けに書かれた本。
金融の教科書としても一級品! 経済学を学んでいない人にこそ読んでほしい。
・銀行は公的資金で救わなくてはいけない。
・大きすぎる銀行は潰せない。銀行は普通の事業会社とは違う。
こんな業界の常識はやっぱり世間の非常識。銀行特殊論を打ち破る爽快な本。
第1章 銀行は「裸の王様」だ
第1部 借り入れ、銀行業、そしてリスク
第2章 まず、借り入れのリスクを知ろう
第3章 なぜ借り入れがそんなに危ういのか
第4章 『素晴らしき哉、人生!』は本当か
第5章 銀行ドミノ─連鎖的な危機
第2部 自己資本を厚くすべきこれだけの理由
第6章 打つべき手はわかっている
第7章 銀行が自己資本規制を毛嫌いする理由
第8章 他人のカネで博打を打つ構造
第9章 公的補助は蜜の味─政府保証の問題点
第10章 銀行の過剰債務は必要悪か
第3部これからの銀行規制の話をしよう
第11章 やるなら今だ!
第12章 政治と銀行
第13章 他人のお金の正しい扱い方
【著者紹介】
アナト・アドマティ
スタンフォード大学金融経済教授
イェール大学にてPh.D.取得。FDIC(連邦預金保険公社)のシステム上重要な金融機関の破綻処理諮問委員会(SRAC)の委員も務め、『フィナンシャルタイムズ』、『ブルームバーグニュース』、『ニューヨークタイムズ』などに寄稿している。
内容説明
欧米を席巻!!ノーベル賞経済学者、中央銀行総裁、各国政策担当者がこぞって推薦。金融危機論争についに終止符!?
目次
銀行は「裸の王様」だ
第1部 借り入れ、銀行業、そしてリスク(まず、借り入れのリスクを知ろう;なぜ借り入れがそんなに危ういのか;『素晴らしき哉、人生!』は本当か ほか)
第2部 自己資本を厚くすべきこれだけの理由(打つべき手はわかっている;銀行が自己資本を毛嫌いする理由;他人のカネで博打を打つ構造 ほか)
第3部 これからの銀行規制の話をしよう(やるなら今だ!;政治と銀行;他人のお金の正しい扱い方)
著者等紹介
アドマティ,アナト[アドマティ,アナト] [Admati,Anat]
スタンフォード大学ビジネススクール金融経済教授。FDIC(連邦預金保険公社)のシステム上重要な金融機関の破綻処理諮問委員会(SRAC)の委員も務め、『フィナンシャルタイムズ』『ブルームバーグニュース』『ニューヨークタイムズ』などに寄稿している
ヘルビッヒ,マルティン[ヘルビッヒ,マルティン] [Hellwig,Martin]
マックス・プランク公共財研究所ディレクター。欧州システミックリスク委員会の専門諮問委員会(ASC)の初代議長を務める
土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。1995年日本経済新聞社入社、『日本経済新聞』『日経ビジネス』などの記者を務める。2008年同社を退社。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナーの資格を保有。経済・金融分野を中心に翻訳活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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