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銀行は裸の王様である―金融界を震撼させた究極の危機管理

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  • サイズ A5判/ページ数 321,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784492681367
  • NDC分類 338.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

銀行システムはもう安全だ、なんてまっかなウソだ。銀行界の常識を次々と論破し、欧米で話題沸騰となった衝撃作、待望の翻訳刊行。

欧米の金融関係者の間で大きな話題を呼んだ
The Bankers' New Clothes の翻訳、ついに刊行!

銀行システムはもう安全だ、なんてまっかなウソだ。

業界専門家の主張を次々と論破して、いまの銀行の
本当の姿をあぶり出す。

●学者、メディア、ベストセラー著者、政策担当者がこぞって絶賛

・著者の1人、アドマティはTIME誌の最も影響力のある100人(2014年)に選出!
・ウォールストリートジャーナルの2013年ベストノンフィクションに選出!
・フィナンシャルタイムズの2013年ベスト経済書に選出!
・ニューヨークタイムズ、エコノミストほか、数多くの一流メディア書評で激賞!
・ユージン・ファーマ、ケネス・アロー、トマス・サージェントなどのノーベル経済学賞受賞者が推薦!
・ケネス・ロゴフ(国家は破綻する)、サイモン・ジョンソン(国家対巨大銀行)などベストセラー著者も推薦
・ボルカー(前FRB議長)、キング(前イングランド銀行総裁)などの実務家も推薦!

●銀行規制に関する争点を網羅。
もうこれ以上専門家にだまされないように、一般読者向けに書かれた本。
金融の教科書としても一級品! 経済学を学んでいない人にこそ読んでほしい。

・銀行は公的資金で救わなくてはいけない。
・大きすぎる銀行は潰せない。銀行は普通の事業会社とは違う。

こんな業界の常識はやっぱり世間の非常識。銀行特殊論を打ち破る爽快な本。

第1章 銀行は「裸の王様」だ

第1部 借り入れ、銀行業、そしてリスク

第2章 まず、借り入れのリスクを知ろう
第3章 なぜ借り入れがそんなに危ういのか
第4章 『素晴らしき哉、人生!』は本当か
第5章 銀行ドミノ─連鎖的な危機

第2部 自己資本を厚くすべきこれだけの理由

第6章 打つべき手はわかっている
第7章 銀行が自己資本規制を毛嫌いする理由
第8章 他人のカネで博打を打つ構造
第9章 公的補助は蜜の味─政府保証の問題点
第10章 銀行の過剰債務は必要悪か

第3部これからの銀行規制の話をしよう

第11章 やるなら今だ!
第12章 政治と銀行
第13章 他人のお金の正しい扱い方

【著者紹介】
アナト・アドマティ
スタンフォード大学金融経済教授
イェール大学にてPh.D.取得。FDIC(連邦預金保険公社)のシステム上重要な金融機関の破綻処理諮問委員会(SRAC)の委員も務め、『フィナンシャルタイムズ』、『ブルームバーグニュース』、『ニューヨークタイムズ』などに寄稿している。

内容説明

欧米を席巻!!ノーベル賞経済学者、中央銀行総裁、各国政策担当者がこぞって推薦。金融危機論争についに終止符!?

目次

銀行は「裸の王様」だ
第1部 借り入れ、銀行業、そしてリスク(まず、借り入れのリスクを知ろう;なぜ借り入れがそんなに危ういのか;『素晴らしき哉、人生!』は本当か ほか)
第2部 自己資本を厚くすべきこれだけの理由(打つべき手はわかっている;銀行が自己資本を毛嫌いする理由;他人のカネで博打を打つ構造 ほか)
第3部 これからの銀行規制の話をしよう(やるなら今だ!;政治と銀行;他人のお金の正しい扱い方)

著者等紹介

アドマティ,アナト[アドマティ,アナト] [Admati,Anat]
スタンフォード大学ビジネススクール金融経済教授。FDIC(連邦預金保険公社)のシステム上重要な金融機関の破綻処理諮問委員会(SRAC)の委員も務め、『フィナンシャルタイムズ』『ブルームバーグニュース』『ニューヨークタイムズ』などに寄稿している

ヘルビッヒ,マルティン[ヘルビッヒ,マルティン] [Hellwig,Martin]
マックス・プランク公共財研究所ディレクター。欧州システミックリスク委員会の専門諮問委員会(ASC)の初代議長を務める

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。1995年日本経済新聞社入社、『日本経済新聞』『日経ビジネス』などの記者を務める。2008年同社を退社。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナーの資格を保有。経済・金融分野を中心に翻訳活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

91
比較的最近訳された、銀行のリスク管理あるいは自己資本充実のための本ですが、理論書ではありません。どちらかというと啓蒙書的な位置づけで自己資本を充実していかねばならないということを説いているのですが、読み物的な感じです。注が約五分の二を占めていて、これで装丁も立派です。銀行員が読者だと最近はこの出版社はわざわざ値段を高くしている気がします。もう少し安くならないですかね。2016/02/27

naka-m

8
初心者でも細部はともかく概要はまあまあ理解出来る内容。銀行の自己資本率をもっと上げないとおかしいという理屈はわかるんですがなかなか実現しないのが現実なんでしょうね。2015/01/27

takao

2
ふむ2023/05/16

Mikatas

0
銀行の中の人にとっては不都合な話をあれこれ取り上げる本。業界人が規制強化に対しよくやるごねるコメント(そんなことをしたら実体経済に悪影響が…とか)に全力で反論したり。業界に対して痛烈な批判を行っているが(批判はごもっともだとは思うのだが)、対案が単純化しすぎの夢物語の啓蒙書で終わっているのがちょっと残念。2015/09/03

横丁の隠居

0
素人には当たり前のこと(銀行の自己資本比率は低すぎる)を執拗に繰り返す。当たり前の事を声を大にしなければいけない時は、空気が支配的であるか、政治が絡んでいるかのどちらか。この場合は後者だろう。銀行は特別ではない。少なくとも30-50%の自己資本比率があっておかしくない。当たり前のことが行われない状況を日本の原子力行政を例にとって説明していて興味深い。これだけ丁寧に説明しても儲かれば自分のもの、損をしたら政府が補填してくれるという体制ではバンカーは最低限の自己資本をきーぷするだろう。モラルハザード極まれり。2016/04/23

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