出版社内容情報
決済に関する基礎知識から「決済リスク」「決済専門銀行」「RTGSシステム」「CLS銀行」など決済をめぐる最新のテーマまでを包括的に解説。
内容説明
「決済専門銀行」「決済リスク」「日銀ネットのRTGS化」「決済システム改革」など、最近「決済」をめぐる話題がめじろ押しとなっており、社会的な注目が急速に高まっています。技術革新などの環境変化によって、銀行のコア業務である決済機能をいかに強化していくか、また、決済に伴って生じる決済リスクをいかに的確に管理するかということが金融機関にとって焦眉の急となっています。本書は、このような現状を踏まえて、決済の基礎知識から最新情報までを幅広く網羅するとともに、海外で急速に進みつつある「ハイブリッド化」「インテグレイテッド化」などの決済システムの進化を紹介した、まさに、「決済の基本書」と呼べる1冊です。
目次
第1章 「決済」をめぐる基本知識
第2章 決済リスク
第3章 ネット決済システムとRTGSシステム
第4章 決済システムのトレンドと変貌を促す要因
第5章 北米の決済システム改革
第6章 欧州の決済システム改革
第7章 新しい次元の決済システム「CLS銀行」
第8章 わが国決済システムの改革
第9章 決済および決済システムの新潮流と銀行業務
著者等紹介
中島真志[ナカジママサシ]
1958年高知県に生まれる。1981年一橋大学法学部卒業、日本銀行入行。調査統計局、金融研究所、人事局、法政大学非常勤講師、(財)環日本海経済研究所研究主任、日本銀行国際局調査役を経て、現在(財)金融情報システムセンター(FISC)調査企画部長。著書に『ユーロと日本経済』東洋経済新報社、『海外経済指標の読み方』東洋経済新報社、『北東アジア』毎日新聞社、『米国連邦準備制度』日本信用調査(いずれも共著)
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