内容説明
信託業のパイオニアが説く「金融哲学」。多大な成功を収めたF・H・フリース(元アメリカ銀行協会信託部会長ワコビア貸付・信託会社創設者)の生涯。
目次
第1章 信託会社の登場
第2章 期待される信託マン像
第3章 フリースの信託への道
第4章 フリースの信託マンとしての経歴
第5章 モラビア教徒としての背景
第6章 祖先の影響
第7章 卓越したフリースの資質
第8章 フリースの信託哲学
第9章 フリースが設立した信託会社
第10章 フリースが描く信託会社の将来像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
104
最近は金融商品が増えて、元本保証の商品が少なくなり、金融庁からもフィデューシャリー・デューティということがうるさく言われて、受託者責任が今年度以降のある意味課題になりそうな気がしています。この本はその信託商品についての先駆者のフリースという人物の伝記で、表題どおり「信託の真髄」ということについて書かれています。三菱信託銀行の有志による訳ですが、このような本をきちっと読んでもらった方が、無味乾燥なマニュアルを読むよりよほどいいのではないかと感じられました。いい本です。2017/01/05
活字の旅遊人
9
まさか、登録があるとは、、、、現在2020年。ようやく信託的手法をよく見かける時代に。ただ、フリースみたいな信託人の時代じゃあなかったね。1996/04/01