公共貨幣―政府債務をゼロにする「現代版シカゴプラン」

電子版価格
¥3,762
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

公共貨幣―政府債務をゼロにする「現代版シカゴプラン」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492654743
  • NDC分類 337.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

大恐慌後に策定された幻の「シカゴプラン」とは。金融暴走社会の救世主として期待される「公共貨幣システム」について解説。

債務貨幣システムから公共貨幣システムへ
IMF論文「シカゴプラン再考」で議論沸騰。大恐慌後、幻に終わった公共貨幣制度が遂に実現するか!?
従来の債務貨幣に変わる新システムの考え方から実践方法まで著した初の本格的解説書

第1部 債務貨幣システム
第1章 経済学とは何か
第2章 お金とは何か
第3章 日本銀行は必要か
第4章 お金はなぜ無から創られるのか
第5章 お金はなぜ支配の手段となるのか
第6章 国の借金はなぜ増えるのか
第7章 債務貨幣システムはデット・エンドだ

第2部 公共貨幣システム
第8章 シカゴプラン(貨幣改革)とは何か
第9章 公共貨幣システムの誕生
第10章 国の借金は完済できる
第11章 公共貨幣で輝く未来

第3部 公共貨幣システムへの移行
第12章 公共貨幣システムへの移行モデリング
第13章 日本国公共貨幣法

【著者紹介】
NPO法人日本未来研究センター理事長(2002年~)。岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻非常勤講師。経済学博士(Ph.D. カリフォルニア大学バークレー校)。大阪外国語大学(現大阪大学)、カリフォルニア州立大学ヘイワード校、サンフランシスコ大学、ハワイ大学等で教鞭をとったのち、2004年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授、2009年同大学院総合政策科学研究科博士課程教授を兼任 (~2013年3月)。世界未来研究学会 (WFSF) フェロー。主な著書に、Beyond Walras, Keynes and Marx-Synthesis in Economic Theory Toward a New Social design (Peter Lang, 1988)、Money and Macroeconomic Dynamics (Japan Futures Research Center, 2013) 等がある。その他50本を超える英文の研究論文あり(www.muratopia.org 参照)。

内容説明

IMF論文「シカゴプラン再考」で注目される公共貨幣の考え方から新システムの実践方法まで、初の本格的解説書。

目次

第1部 債務貨幣システム(経済学とは何か;お金とは何か;日本銀行は必要か;お金はなぜ無から創られるのか;お金はなぜ支配の手段となるのか;国の借金はなぜ増え続けるのか;債務貨幣システムはデッド・エンドだ)
第2部 公共貨幣システム(シカゴプラン(貨幣改革)とは何か
公共貨幣システムの誕生
国の借金は完済できる
公共貨幣で輝く未来)
第3部 公共貨幣システムへの移行(公共貨幣システムへの移行モデリング;日本国公共貨幣法)
付録A 米国貨幣法(The American Monetary Act)

著者等紹介

山口薫[ヤマグチカオル]
NPO法人日本未来研究センター理事長(2002年~)。岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻非常勤講師。経済学博士(Ph.D.カリフォルニア大学バークレー校)。1946年兵庫県淡路島生まれ。関西学院大学経済学部卒。神戸大学大学院博士課程修了。大阪外国語大学(現大阪大学)、カリフォルニア州立大学ヘイワード校、サンフランシスコ大学、ハワイ大学等で教鞭をとり、2004年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授、2009年同大学院総合政策科学研究科博士課程教授を兼任(~2013年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

34
経済学者は社会の病気を治す使命を持たねばならない(3頁)。著者のD論は420ページ、数式870本の1985年脱稿。むらトピア経済の提起が斬新(30頁~)。金と塵は積もるほど汚い(49頁)。日本は、消費増税8%でも借金は増大!(119頁~)増税結果として、GDP年率名目3.5%減、実質1・9%減。増税した意味がわからない。本末転倒。13年度と14年度で、16.9兆円の損失を招いた(121頁)。2016/02/26

Kentaro

3
ダイジェスト版からの要約 日銀は、要求払預金を預金通貨として、また定期預金等を準通貨として扱っている。要求払預金とは、個人の普通預金や企業の当座預金等、要求があればいつでも現金化したり、決済に利用できる預金である。銀行には全ての要求払預金を常に現金化できるだけの現金はない。銀行が預金者に支払える現金は、日銀当座預金に預けている152.1兆円だけであるが、要求払預金として493.6兆円の預金を負債として抱えている。この差額341兆円にものぼる預金額は、驚くなかれ、銀行が無から創り出したデジタルの預金なのだ。2018/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9871221
  • ご注意事項