21世紀の貨幣論

個数:
電子版価格
¥2,860
  • 電書あり

21世紀の貨幣論

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月25日 21時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 429,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492654651
  • NDC分類 337.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

マネーをめぐる6000年の歴史を掘り起こし、経済学、現代金融、資本主義の未来を問。標準的経済学の欠陥をつく異端のマネー史。

マネーとは何か。なぜ人はマネーに翻弄されるのか。
気鋭のエコノミストによる、定説を覆す斬新なマネーの進化史。

マネーをめぐる6000年の歴史をひもとき、経済学と資本主義の未来を問う

■伝説の哲学者ジョン・ロックが経済学に間違った思想を植え付けた!?
・経済学思想の源流をたどり、歯に衣着せぬ大胆不敵な主張を展開。

■物々交換の不便さから、マネーという最強の発明が生まれたという定説はウソ!?
・ケインズとフリードマン、なぜ2人の偉大な経済学者が
『ヤップ旅行記』という地味な本を賞賛したのか? 
斬新な着想で次々と定説を覆す、知的刺激にあふれた本。

■圧倒的な読み応え。いまをときめく著名人たちも絶賛!

読みやすくてスリリング。もし一冊だけマネーに関する本を読むとしたら、これがその本だ。
ハジュン・チャン(『世界経済を破綻させる23の嘘』著者)

すばらしくオリジナルで面白いマネー史。システム全体がこんなにも危険で、
慢性的に不安定なことに思いをはせたことがある人は、この本を読むべき。
ライアカット・アハメド(ピューリッツアー賞受賞『世界恐慌』著者)

第1章 マネーとは何か

第2章 マネー前夜

第3章 エーゲ文明の発明:経済的価値を標準化する

第4章 マネーの支配者はだれか?

第5章 マネー権力の誕生

第6章 「吸血イカ」の自然史:「銀行」の発明

第7章 マネーの大和解

第8章 ロック氏の経済的帰結:マネーの神格化

第9章 鏡の国のマネー

第10章 マネー懐疑派の戦略:スパルタ式とソビエト式

第11章 マネーの構造改革:ジョン・ローの天才とソロンの知恵

第12章 王子のいない『ハムレット』:マネーを忘れた経済学

第13章 正統と異端の貨幣観

第14章 バッタを蜂に変える:クレジット市場の肥大化

第15章 大胆な安全策

第16章 マネーと正面から向き合う

【著者紹介】
フェリックス マーティン
ライオントラスト・アセット・マネジメント マクロエコノミスト、ストラテジスト
オックスフォード大学で古典学、開発経済学を、ジョンズ・ホプキンス大学で国際関係学を学ぶ。オックスフォード大学にて経済学の博士号を取得。世界銀行に10年にわたって勤務し、旧ユーゴスラビア諸国の紛争後復興支援に関わる。現在、ロンドンの資産運用会社ライオントラスト・アセット・マネジメントでマクロエコノミスト、ストラテジストとして活躍。本書が初の著書となる。

内容説明

マネーとは何か。誰がマネーを支配するのか―気鋭のエコノミストによる、斬新なマネーの進化史。資本主義と経済学のあり方を問う。

目次

マネーとは何か
マネー前夜
エーゲ文明の発明
マネーの支配者はだれか?
マネー権力の誕生
「吸血イカ」の自然史―「銀行」の発明
マネーの大和解
ロック氏の経済的帰結―マネーの神格化
鏡の国のマネー
マネー懐疑派の戦略―スパルタ式とソビエト式
王子のいない『ハムレット』―マネーを忘れた経済学
正統と異端の貨幣観
バッタを蜂に変える―クレジット市場の肥大化
大胆な安全策
マネーと正面から向き合う

著者等紹介

マーティン,フェリックス[マーティン,フェリックス] [Martin,Felix]
オックスフォード大学で古典学、開発経済学を、ジョンズ・ホプキンス大学で国際関係学を学ぶ。オックスフォード大学にて経済学の博士号を取得。世界銀行に10年にわたって勤務し、旧ユーゴスラビア諸国の紛争後復興支援に関わる。現在、ロンドンの資産運用会社ライオントラスト・アセット・マネジメントでマクロエコノミスト、ストラテジストとして活躍。『21世紀の貨幣論』が初の著書となる

遠藤真美[エンドウマサミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

55
私は貨幣論ということで読もうと思ったのですが、どちらかというと貨幣を媒介にした経済史の本であると思いました。信用制度とものの交換の媒体としての貨幣の位置づけなどが幅広く語られていてこの分野では面白い観点からの読み物でした。21世といっているので、もう少し電子マネー的なことやビットコインなどのことについて語っていてくれれば言うことなしなのですが。2015/06/09

Willie the Wildcat

30
信用に基づいた価値の尺度であり媒介。一国の国民ではなく、国際的評価。政治・経済が絡むことで、主観的・人為的な変動にも繋がる。但し、突き詰めると、人間の欲が引き起こしている”混乱”に過ぎない。”神格化”・・・、同感。一方、気になるのが「欲への歯止め」。貨幣の持つ魔力の齎す矛盾という気がする。活かすか、それとも操られるのか。故に、著者の「民主政治」も公共性を齎す制度が鍵ではなく、動かす人間、特に政治家の倫理観次第という気がする。 2015/06/01

壱萬弐仟縁

30
13年初出。ヤップ島のマネーシステムの本質:債権と債務を管理しやすくするための信用取引・清算システム(20頁)。マネー:社会的技術。思想と慣習(49頁)。古代メソポタミア―官僚主義の原点。世界初指令経済の発展へ(58頁~)。アリストデモス:金だ! 金が人間のすべてなのだ!(警句、93頁)。稷下学宮(しょくかがっきゅう):中国で有名な学問の中心地 (115頁)。マネーは共同体の所有物(オレーム、137頁~)。英語の経済書ステュアート『政治経済学の諸原理の研究』1767年(171頁)。 2015/04/19

はるわか

23
信用取引・決済のシステムこそマネー。マネーは単なる信用ではない、譲渡することが可能な信用なのだ。インフレが進めば債権の価値は目減りして債務者の負担は軽くなり、富は債権者から債務者に移転した。デフレが進めば逆方向の移転が起きた。貨幣鋳造権・通貨発行利益(シニョリッジ)。どの支払約束にもリスクがあり、リスクの程度は信用力と流動性の特性に左右される。2017/07/03

羊山羊

19
貨幣が、信用から来ることを歴史から論じ、今までの経済学がいかに貨幣を軽んじ、理論に拘泥していたかを論ずる1冊。MMT理論の理解に最適の本だ。歴史や実務家の間では、既に貨幣=信用として無意識のうちに運用されている事例がいくつもあった。また、経済の後退や危機に際して大事なのは、資金注入やソブリンマネーを通してお金の信用を保証していくことが大事だと説く。また、現在の経済学は人類学、貨幣論、歴史学などと融合して総合的な理論構築を目指せと発破をかける。類書を読んだことがないなら是非おススメ。興味深かった。2019/06/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8331756
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。