出版社内容情報
信用創造、貨幣創造を組み込んだ、整合的なマクロモデルを提案した本。金融危機分析に欠かせない著者独自の新たなモデルを提示する。
信用創造、貨幣創造を組み込んだ、整合的なマクロモデルをどうつくるか、に焦点を当てた本。金融危機や、その後の調整過程、政策対応などを考えるうえで、これまでの理論では不均衡を説明できず、したがってその後の調整過程も明らかにされない。 本書は、それにかわる代替モデルを打ち立てて定式化しており、今後金融危機の分析には欠かせないユニークなモデルとなることをめざす。
序論
第1章 ケインジアン・モデルおよび「マネタリスト・モデル」と利子率政策
第2章 貨幣錯覚、名目政府支出と利子率政策
第3章 信用と貨幣の創造を含んだマクロ経済モデルの本質
第4章 為替相場決定理論の再構成について
第5章 開放経済におけるマクロ不均衡調整モデル
第6章 市場の均衡および不均衡における信用創造と貨幣供給
第7章 貸出市場の不完全性による信用割当とマクロ信用創造モデル
補遺および数学注
【著者紹介】
神戸商科大学卒業。神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了。同博士課程中退。現在同志社大学商学部教授。同大学院商学研究科教授。経済学博士(神戸大学)。専攻は金融論・国際金融論。
単独著書
『マクロ経済分析における貨幣と証券』千倉書房
『マクロ金融政策の理論』晃洋書房
『為替レートと対外不均衡の経済学』東洋経済新報社
『マクロ貨幣経済の基礎理論』東洋経済新報社
『マクロ金融経済の基礎理論』晃洋書房
主要論文
「期首モデルと金融政策の有効性」『同志社商学』第47巻第5号
「均衡動学モデルと為替相場決定理論」『社会科学』第59号
「『経済成長と国際収支』に関するR.A.マンデルの古典的命題について--整合性と論争解決の基本的方向性」『研究年報経済学』東北大学経済学会、第68巻第1号
「利子率政策と『ケインジアン・モデル』および『マネタリスト・モデル』」『研究年報経済学』第70巻第1号
「マクロ的枠組みの下での貨幣と銀行信用の基本問題について」『金融経済研究』第32号
内容説明
オーバーシューティング・モデルとアンダーシューティング・モデルという、不均衡調整過程の2つの類型を解明する!
目次
第1章 ケインジアン・モデルおよび「マネタリスト・モデル」と利子率政策
第2章 貨幣錯覚、名目政府支出と利子率政策
第3章 信用と貨幣の創造を含んだマクロ経済モデルの本質
第4章 為替相場決定理論の再構成について
第5章 開放経済におけるマクロ不均衡調整モデル
第6章 市場の均衡および不均衡における信用創造と貨幣供給
第7章 貸出市場の不完全性による信用割当とマクロ信用創造モデル
補遺および数学注
著者等紹介
藤原秀夫[フジワラヒデオ]
神戸商科大学卒業。神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了。同博士課程中退。現在、同志社大学商学部教授、同大学院商学研究科教授。経済学博士(神戸大学)。専攻は金融論・国際金融論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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