出版社内容情報
金融のグローバル化の到来は、政府の役割、企業の戦略、経営者の発想にいかなる転換を迫るのか。「経済学的視点」と「実務家的視点」の双方から分析する。
内容説明
解き放たれたグローバル資本市場。心配するのは止め、市場を信じよ。いったい市場原理とは正確にはどういう理念なのか。またグローバリゼーションの実態と、それが我々の暮らしに現実に与える影響とはどういうものなのか。市場と国家はどう対峙すればよいのか。そして日本は市場原理を受容するべきなのか。本書は、これらの問いに対して明快に答えてくれる。
目次
序章 グローバル資本革命
第1章 束縛を解かれた市場
第2章 マンモスを探し求めて―市場アノマリーの追求
第3章 木は空には届かない
第4章 絶対零度に近づいて―グローバル資本市場への変容
第5章 繁栄か荒廃か
第6章 超伝導性―資本のグローバル化が促す実体経済のグローバル化
第7章 私たちを導くヒーロー
第8章 束縛も容赦もない利益の追求
第9章 超伝導の世界にあって企業をリードする
終章 “心配するのは止め、市場を信じよ”