出版社内容情報
日本の経済・金融の発展に大きな役割を果たしてきたメインバンクシステムについて、その起源、歴史、機能、実態、功罪を多面的に分析・解明した国際的共同研究。
内容説明
コーポレート・ガバナンスの視点から世界的に普遍性を評価されてきているメインバンク・システムの全研究。
目次
第1部 日本のメインバンク・システム(日本のメインバンク・システム―概観;戦時期日本のローン・シンジケーションとメインバンク・システムの源流;メインバンク・システムの制度的・規制的側面;メインバンク・システムのモニタリング機能としての特徴;長期信用銀行の役割とメインバンク・システム;メインバンクと財務危機管理;黙示的契約の明示的理由―日本のメインバンク・システムの法的論理;銀行との取引関係およびローン・シンジケーションに及ぼす企業規模の効果;メインバンクの人材育成と管理技能の向上;日本における企業金融およびメインバンク・システムの変容)
第2部 国際比較―開発途上国および移行経済国への適用可能性(日本の金融およびメインバンク・システムの適用可能性)